嘘つきなあなた -大切な物を守るため- (ページ49)

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48. ページ49

｢お前...花火嫌いなの？｣

A『そうじゃないけど、花火より好きなものがあるから...笑笑』

勇征｢ノリよすぎだろ笑｣

A『勇征のドラマは凄い勉強になるからセリフある程度入ってるよ笑』

勇征｢キモっ笑｣

そう言うと勇征が隣に座ってきたものの

暫く沈黙が続いて気まずい...

A『あ、あのさこの前のことなんだけど...』

勇征｢ん？｣

A『ライブ終わりの車で...』

勇征｢あー、あれね｣

A『え、そんな軽い感じなの笑』

勇征｢あはは笑笑｣

そうだよね、
勇征がメンバーに本気になるなんて有り得ない

少しでも意識していた自分が恥ずかしい

勇征｢俺、本気だよ｣

A『え？』

勇征｢俺、Aの事好き｣

A『......』

勇征｢なんで無視笑｣

A『あ、いや驚きすぎて...笑』

勇征｢わりぃ笑でも、今すぐ付き合いたいとかAとどうなりたいとかは思ってないから｣

A『うん...』

勇征｢Aにはかなたがいるから、もしAと付き合いたいと思うなら父親になる覚悟も持たないといけないなって思ってて｣

A『うん』

勇征｢今の俺はまだ中途半端だから......待ってて欲しい｣

A『...え？』

勇征｢Aやかなたを幸せにする準備が整うまで待っててほしい｣

A『...ありがとう泣』

真正面から目を見つめて伝えてくる勇征が

いつにもなく男らしくて

私は涙が溢れていた

勇征｢泣くなって笑だから今はメンバーとして一緒に頑張っていこうな！｣

A『うん...！ありがとう』

勇征｢先戻ってるから落ち着いたら来いよ？笑｣

A『うん笑ありがとう』

涙も落ち着き皆の所へ戻ろうとすると

？｢FANTASTICSのAさんですよね？｣

A『え？はい...』

暗くて良く見えない

？｢............｣

A『すみません、よく聞こえな.....あ！！』

ｺﾞﾛｺﾞﾛｺﾞﾛｯ......ﾊﾞﾝｯ!!!

｢｢キャー！！！！｣｣