嘘つきなあなた -大切な物を守るため- (ページ38)

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インスタライブ後にエゴサをすると

@……… Aちゃんのスキンケア方法羨ましい

@……… ゆせくんと隣同士なの美しすぎた

@……… 写真集絶対買う！予約しないと！！

@……… Aちゃん努力家だけどシェアハウスはな～

@……… 実は付き合ってますとか発表ありそう

@……… 普通に結成した時から私は無理、女がいるとか

@……… 男の中に女のシェアハウスとか危なすぎない？

@……… アンチしてる人まじやめな？

私の事を応援してくれファンがいる一方で

アンチコメントをしてるファンも勿論いた

これは結成した時から賛否両論あったのだ

A『はぁ…、いつになったら認めて貰えるのかな』

.

かなたの寝顔を見ながら私は自己嫌悪に陥っていた

リビングへ降りると他のメンバーはおらず

勇征が何やら冷蔵庫を開けて食べ物を探しているようだった

A『何してんの？笑』

勇征「うわぁ！！！びっっくりした…」

A『まーた、お腹すいたの？笑』

勇征「ビックリさせんなよ～笑
アイスあるかなって探しに来たけど何もなかった笑」

A『じゃあ…ドライブ付き合ってよ笑』

勇征「いいけど…何かあった？」

A『別に笑今はそういう気分だからアイス買いに行くついでってことで！』

勇征「おけ、大樹くんに一応言ってくるわ」

A『勇征の運転怖いから私運転するね笑』

勇征「はぁ！失礼な！笑まぁいいよ、俺もAが隣乗ってると緊張するから笑」

.

先に外に出てエンジンをつけて勇征を待つ

勇征「ごめん、お待たせ」

A『全然、こっちこそごめんね』

勇征「いいよ笑はい、コーヒー」

A『え、なんで』

勇征「かなたが言ってた、ママは運転する時朝晩関係なくコーヒー飲むって」

そんな事まで話していたんだ

勇征の優しさにまたひとつ私の心が動いた

A『ありがと…、じゃあ出発するよ』

勇征「はーい」

そうして2人だけのナイトドライブがスタートした