嘘つきなあなた -大切な物を守るため- (ページ29)

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ｶﾞﾁｬｯ…

かなた「あ！ゆうせい！！」

勇征「おー、かなた！久しぶりだな笑」

かなたは勇征を見るなり駆け寄り隣に座った

黎弥「ちょっと待って、何でこんなに勇征に懐いてんの笑」

勇征「たまにゲームとかしてて…な！笑」

かなた「うん！」

A『かなた、ちゃんとご挨拶出来る？』

そう言うと勇征の元を離れ私の隣に立った

かなた「楠かなたです…7歳です……よろしくお願いします……」

大樹「かなたか！いい名前だな！！」

かなたは恥ずかしくなり私の後ろへと隠れた

A『かなた？この人たちはママの大切な人達なの、今日から少しの間この人達と一緒に暮らすの』

かなた「…嫌だ……」

A『え……？どうしたの急に？』

かなた「…嫌だ、僕はママと一緒がいいの…ｸﾞｽｯ……」

A『ママと一緒だよ？』

かなた「…違う！…僕は…パパなんて要らない……ｸﾞｽｯ…」

ﾊﾞﾀﾝｯ!!…

かなたはそのまま部屋へと出てってしまった

.

A『ごめんなさい…』

大樹「まぁ、仕方ない！小学生と言っても男だしな笑」

黎弥「慣れるまでの辛抱だぞ！お母さん笑」

メンバーのみんなは優しかった

勇征「俺、かなたの様子見てくるわ！」

世界「そうだな、慣れるまでは勇征が面倒見た方が良さそうだし」

A『本当にごめんなさい』

澤夏「Aが謝ることじゃないよ、気持ち切り替えてご飯の準備しよ笑」

A『ごめんね、勇征』

勇征「俺に任せろ！」

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世界さんと大樹くんは仕事の打ち合わせ

澤さんと慧ちゃんと颯ちゃんはご飯作り

堀夏くんは誰かと電話

黎弥くんはライブDVD鑑賞

勇征はかなたの子守り

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それぞれ自由な共同生活1日目がスタートした