嘘つきなあなた -大切な物を守るため- (ページ14)

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かなた「ママ…この人誰……？」

勇征「は、、、ママ？」

2人して私の方を見ている

そうだよね、言わなきゃだよね

今更隠せないもんね

A『勇征、これから少し時間ある？大事な話をしておきたい』

勇征「え、あ、うん」

A『かなたママのところにおいで』

かなた「…うん……！」

A『この子は私の息子。楠かなた、お兄さんにご挨拶して』

かなた「こ、こんにちは…」

A『勇征ごめんね、かなた人見知りで…』

勇征「いや、大丈夫なんだけど…色々聞きたいというか気になって仕方ないんだけど」

A『それは今度しっかり話すから…』

かなたが不安そうに私の洋服の袖を掴んだ

A『かなたごめんね、びっくりしたよね。このお兄さんはママの仕事仲間だよ』

かなた「そうなんだ…」

A『八木勇征くん、サッカー得意なんだよ？笑』

かなた「え、そうなの！？」

よし、これでかなたのハートはバッチリ掴んだ笑

勇征「え、あ、うん笑よろしくな！かなた！」

勇征がその場のノリに合わせてくれてその後もサッカーの話をしたりとすっかり2人は仲良くなった

勇征「そろそろ帰るわ」

かなた「えー、もう帰るの？」

勇征「また来るからな？笑」

かなた「絶対だよ？」

A『かなた、勇征くん困らせたらだめでしょ』

かなた「はーい」

勇征「全然迷惑じゃねーからな？かなた。じゃ、またな！」

とうとうメンバーに知られてしまった

勇征も何かに察してくれて、あれ以降は何も聞いてくる様子もなくかなたと遊んでくれた

でも、このタイミングでバレて少し気が楽になった