不可抗力だ ページ41
A「私購買行くけど、何か買ってきてほしいものある？」
金田一「焼きとうもろこし」
国見「…塩キャラメル」
A「どっちもうちの購買に売ってる気がしないんだけど」
国見「外で買ってきて」
A「自分で行って」
国見「チッ」
A「ほんと今日機嫌悪いよね。金田一何か知ってる？」
金田一「えっ…あ、んーと、知らねーけど…？」
金田一はたどたどしく答え、不自然に私から視線を逸らした。
嘘をつくのが下手すぎる。
本当に？と詰め寄るが、金田一はバレバレな嘘を貫き通す。
A「…まぁいいや。行ってくる」
あからさまに金田一は安堵のため息をついて、私を見送った。
▲▼
購買に着くとすごい人だった。
買えるのかなこれ、とおしくらまんじゅう状態の購買を遠目から呆然と眺めた。
花巻「あれ？珍しーな」
A「うわ。花巻先輩…」
花巻「うわって失礼だな」
A「そう言われるようなことする花巻先輩が悪い」
花巻「俺は可愛がってるだけですー」
A「パワハラする人って大抵そう言うみたいですね」
花巻「せっかく先輩が買ってきてあげようと思ったのに…」
A「わぁい。花巻先輩かっこいいーヒューヒュー」
花巻「言葉と表情が噛み合ってねーな」
A「ほらほら、お願いします。売り切れちゃいます」
花巻「…ったく。どれがいーの？」
A「実は初めてで何があるのか分かんなくて」
花巻「…なら行くか」
花巻先輩は私の手を掴むと、躊躇わず人混みの中に入って行く。
花巻「離すなよ」
私の手を引く花巻先輩は器用にすいすいと進んでいく。
それからあともう少しというところで、足を止めた。
花巻「こっから先は行けねーわ」
A「うーん…。何か適当に、」
花巻「ちょっと失礼」
ふわりと私の身体が浮く。
花巻先輩が私を肩車した。
目線が高くなり、何が並んでいるのかしっかりと見える。
A「パンツ見ないでくださいね」
花巻「見えないように下にスパッツ履いてんだろ」
A「…それ知ってるってことは覗いたことあるんですね」
花巻「不可抗力だ！ほら、風強かった日に部室棟の階段上ってるの見えて…」
A「見たんですね」
花巻「すいません」
A「…許します。あの、重くないですか？」
花巻「うん重いな。だから早く決めてネ」
A「…そこは軽いって言わないと。モテませんよ」
花巻「振り落とされたいのかな？」
A「すいません冗談です」
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杏月(プロフ) - わむさん» コメントありがとうございます。ご指摘ありがとうございます。確かにその通りですね。作者がアホでした・・・。他にもリアルとかけ離れている部分があるかと思います。不快にさせてしまったようであれば申し訳ございません・・・。 (2021年4月29日 23時) (
レス) id: 04a827e35d (このIDを非表示/違反報告)
わむ - なんで兄貴と違う中学なの？同じ住所なら学校も同じじゃん。高校や私立じゃないんだし。 (2021年4月29日 14時) (レス) id: 6836c6202c (このIDを非表示/違反報告)
杏月(プロフ) - あ〜くさん» コメントありがとうございます。最高だなんてめちゃくちゃ嬉しいです！作者の励みになります！ノヤっさん大好きで登場させてしまいましたwwこれからも欲望の赴くままに投稿していきます！お話がいっぱいになりましたので、続編に飛んでください！ (2019年7月9日 22時) (レス) id: 04a827e35d (このIDを非表示/違反報告)
あ〜く(プロフ) - すっごく面白いです！何か…語彙力が無くなって上手く言えないですけど、最高です！！逆ハーも好きなんですけど、何より私の推しであるノヤっさんとの絡みもあって凄いドキドキしながら見ています！更新頑張って下さい、応援しています！！o(>∀<*)o (2019年7月9日 20時) (レス) id: 14e5aeaf40 (このIDを非表示/違反報告)
杏月(プロフ) - 黒豆粉さん» コメントありがとうございます。作者の欲望のままに書いている作品を気に入って頂けるなんて嬉しい限りです...！これからも楽しんでもらえるよう頑張って投稿していきます！ (2019年7月7日 11時) (レス) id: 04a827e35d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：スナック杏月 | 作成日時：2019年6月7日 17時
