しまっていた涙と笑顔 ページ36
西谷「A。俺とまたバレーしようぜ」
明るく笑って肩を叩く西谷先輩。
家から通える距離だろ？なんて付け加えて。
田中「女神が一人から二人に…！？」
日向「すげー！マネージャーが二人とか強豪校みてー！」
西谷「全員大歓迎するぜ！ね、大地さん？」
澤村「ん？あ、あぁ…入ってくれたら清水も助かるだろうし嬉しいけど、あのな、」
西谷「主将の大地さんがOK出してるんだしいつでも待ってるぜ！」
菅原「こーら、西谷。勝手に決めない！」
ごめんね、と菅原さんは眉を下げて笑った。
本人の気持ち聞かないとダメだろ？と、トントン拍子に勝手に進んでいく話を遮ってくれた。
A「…ごめんなさい、西谷先輩。私、青城から出る気はないです」
西谷「でも…お前、」
A「私、確かにあの人達の前では笑ったことないですけど、それでも毎日楽しくやってるんです。女の子にうつつを抜かす兄はいるし、毎日毎日無表情いじりをしてくる先輩達の相手をしたり、サボり魔を捜索して連れ戻したり、最近おじさん臭いコーチは距離感近かったりして不快なときもありますけど、」
月島「………なに？悪口？」
A「それでも、私の今の居場所はあの人達のいる青城なんです」
だからごめんなさい、とぺこりと頭を下げる。
西谷先輩は、そっか…と寂しそうに笑った。
A「今日は西谷先輩に会えて本当によかったです」
西谷「俺も。ずっとお前が心配だったんだ」
A「…私は、大丈夫です」
西谷先輩が、まだ私が涙を流せること。
そして、笑うことができるのを教えてくれたから。
何か、一歩進めたような気がする。
A「じゃあそろそろ…これ以上練習の邪魔しちゃうといけないので帰りますね。今日はお邪魔しました」
烏野のひとりひとりと目を合わせた後、部活の邪魔をしてしまったことへの謝罪の意味をこめて頭を下げた。
体育館に置きっぱなしのバッグを取りに行こうとすると、私のバッグを持った清水先輩が私の元まで歩いて来た。
A「すみません。ありがとうございます」
清水「はい。帰り、気をつけてね」
A「…今日は本当にありがとうございました」
清水先輩がきっかけを作ってくれたからこうして西谷先輩と再会することができたから。
…それから、背中を押してくれたお兄ちゃんと岩ちゃんも。
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杏月(プロフ) - わむさん» コメントありがとうございます。ご指摘ありがとうございます。確かにその通りですね。作者がアホでした・・・。他にもリアルとかけ離れている部分があるかと思います。不快にさせてしまったようであれば申し訳ございません・・・。 (2021年4月29日 23時) (
レス) id: 04a827e35d (このIDを非表示/違反報告)
わむ - なんで兄貴と違う中学なの？同じ住所なら学校も同じじゃん。高校や私立じゃないんだし。 (2021年4月29日 14時) (レス) id: 6836c6202c (このIDを非表示/違反報告)
杏月(プロフ) - あ〜くさん» コメントありがとうございます。最高だなんてめちゃくちゃ嬉しいです！作者の励みになります！ノヤっさん大好きで登場させてしまいましたwwこれからも欲望の赴くままに投稿していきます！お話がいっぱいになりましたので、続編に飛んでください！ (2019年7月9日 22時) (レス) id: 04a827e35d (このIDを非表示/違反報告)
あ〜く(プロフ) - すっごく面白いです！何か…語彙力が無くなって上手く言えないですけど、最高です！！逆ハーも好きなんですけど、何より私の推しであるノヤっさんとの絡みもあって凄いドキドキしながら見ています！更新頑張って下さい、応援しています！！o(>∀<*)o (2019年7月9日 20時) (レス) id: 14e5aeaf40 (このIDを非表示/違反報告)
杏月(プロフ) - 黒豆粉さん» コメントありがとうございます。作者の欲望のままに書いている作品を気に入って頂けるなんて嬉しい限りです...！これからも楽しんでもらえるよう頑張って投稿していきます！ (2019年7月7日 11時) (レス) id: 04a827e35d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：スナック杏月 | 作成日時：2019年6月7日 17時
