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ジェシー君と付き合ったとき
学校中が大騒ぎしたっけ？
皆が私の顔を見に教室へやってきた。
あまりにも怖すぎて一日の大半を
机に顔を伏せて過ごしていたから
目の前に立っているジェシー君にも気づかなかった。
「A」
名前を呼ばれて、顔を上げて、
いつもそこでやっと気づくの。
「ジェシー君、なに？」
「いや、別に…」
毎日休み時間のたびに私のところへ来るけど
特に話があるわけでもないみたいで。
この時の私は、
むしろそれが嫌で仕方なかったんだ。
ジェシー君が私のところへ来るたびに
周りからヒソヒソ話が聞こえてくる。
“本当に、付き合ってるの？”
“なんで、あの子なの？”
耐えられない私はいつもトイレに逃げてた。
目を閉じて、
大きく息を吸って、吐く。
気持ちが落ち着いてから教室に戻る。
そんな私の目に映ったのは
「ほら、取れたよ」
「ありがとう、ジェシーくん//」
「それにしても、綺麗な髪だね」
さらさらーって、
クラスの子の髪に指を通すジェシー君。
教室の入り口で棒立ちになっている私を見つけて
フッと薄く笑って
まるで私に見せつけるかのように
「俺、髪が綺麗な子って好きだな」
その子の耳元で甘く囁くの。
なんで？
どうして？
普通、彼女がいたらそんなこと言わないでしょ？
あれ？
私、ジェシー君の彼女だよね？
違った？私の勘違いだった？
皆が、私を見て笑ってる。
ぐうっと涙が込み上げてくる。
スカートの裾をギュッと握る。
「あれ、どうしたのA？
あ、もしかして、…妬いちゃった？」
ジェシー君が目の前に来て私の顔を覗きこむ。
わざとらしい態度が許せなくて
泣き顔なんか見せたくなくて
「…妬いてない」
涙を堪えて睨むように言ったら
「そっか」
ジェシー君が少し嬉しそうに笑った。
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HARU(プロフ) - あいすさん» んふふ（笑）あいすさんをたくさん泣かした気分♪またジェシー書きますよう！のんびりお待ちくださーい（笑） (2015年5月30日 9時) (
レス) id: 5f45f38707 (このIDを非表示/違反報告)
HARU(プロフ) - みりまむさん» ありがとうございます(*ﾉωﾉ) みりまむさんはいつも褒めてくださるので、ついつい調子に乗ってしまいます（笑）今後もよろしくお願いしますね♪ (2015年5月30日 9時) (レス) id: 5f45f38707 (このIDを非表示/違反報告)
あいす(プロフ) - 泣ける作品( ；∀；)またジェシー書いてください♪HARUさんお疲れ様でした(*>ω<*) (2015年5月30日 8時) (レス) id: b73e41006e (このIDを非表示/違反報告)
みりまむ(プロフ) - HARUさん、お疲れ様でした！！『一途すぎて愛おしいバカ』最高です！！！やっぱりHARUさんが書くお話大好きです！！ (2015年5月30日 0時) (レス) id: 8e043e8cc2 (このIDを非表示/違反報告)
あいす(プロフ) - HARUさん» ぜんぜん！そう！年下(*´□`*)やーん楽しみ♪ (2015年5月27日 0時) (レス) id: b73e41006e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：HARU
| 作成日時：2015年4月8日 21時
