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授業開始のチャイムが鳴って慌てて席に着く。

だけど、先生の声なんか耳に入ってこなくて。

ボーっと窓の外を眺める。


そもそも

いつからこんな関係になったんだっけ?

私の長い片思いで、
告白するまで話したこともなかった。

そうだ。告白したとき。

あの時からだった気がする。



「じぇ、じぇ、じぇし、」

「じぇじぇじぇ?」

「ジェシー君!」

「はい?」


告白するつもりなんてなかったのに、
何故かその日私はジェシー君に声をかけた。

ああ、そうだ。

占いだ。

朝の占いで告白が成功するって言ってたから。

見つけた背中に思わず声をかけてしまったんだ。


「きょ、今日の放課後、
 お、お、屋上に来てください…!」

「放課後?」

「じゃ、じゃあ!」


返事も聞かずに言い逃げしたから

来るわけないと。

そう思いながらも屋上で待ってた。

そしたら


「お待たせ」


ジェシー君は来てくれたんだ。


「ジェシー、早くしてねぇ」

…余計なおまけつきで。


「で、何かな?」

「あ、あの、えっと、」


いきなり話を振られて固まる。

その間、ジェシー君はじっと私を見つめてて

何故かついてきた女子はジェシー君の腕にべったり。


その様子を見て、少しモヤァっとした。


普通、告白だって分かるでしょ?

なのにしらじらしく何?って。

何回ここに呼び出された経験あんのよ。

私が知るだけでも両手が3つ必要よ。


「どうかした?」

「ねぇ、まだぁ?」


甘ったるい女子の声にモヤモヤが爆発しそうだった。

「やっぱり、いいです」

「え?」

「もう話すこと何もないので早く帰ってください」

8→←6



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HARU(プロフ) - あいすさん» んふふ(笑)あいすさんをたくさん泣かした気分♪またジェシー書きますよう!のんびりお待ちくださーい(笑) (2015年5月30日 9時) (レス) id: 5f45f38707 (このIDを非表示/違反報告)
HARU(プロフ) - みりまむさん» ありがとうございます(*ノωノ) みりまむさんはいつも褒めてくださるので、ついつい調子に乗ってしまいます(笑)今後もよろしくお願いしますね♪ (2015年5月30日 9時) (レス) id: 5f45f38707 (このIDを非表示/違反報告)
あいす(プロフ) - 泣ける作品( ;∀;)またジェシー書いてください♪HARUさんお疲れ様でした(*>ω<*) (2015年5月30日 8時) (レス) id: b73e41006e (このIDを非表示/違反報告)
みりまむ(プロフ) - HARUさん、お疲れ様でした!!『一途すぎて愛おしいバカ』最高です!!!やっぱりHARUさんが書くお話大好きです!! (2015年5月30日 0時) (レス) id: 8e043e8cc2 (このIDを非表示/違反報告)
あいす(プロフ) - HARUさん» ぜんぜん!そう!年下(*´□`*)やーん楽しみ♪ (2015年5月27日 0時) (レス) id: b73e41006e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:HARU | 作成日時:2015年4月8日 21時

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