14 side.J ページ48
Aが分かりやすい？
そんなの、分かってるよ。
俺が一番分かってんだよ。
いや、分かってなかったのかも。
だって、現にAの気持ちが分からない。
Aと話さなくなって、何日か過ぎた。
同じ教室だから毎日顔はみるわけで。
そのたびに、好きだなって思ってる俺がいて。
いい加減、しつこいよな。
けど、気持ちをサヨナラする方法なんて知らなくて。
時間が経てば忘れるとか、あれ絶対嘘。
時間が経てば経つほど
恋しくなって、胸が痛い。
どれほどの後悔をしてきただろう。
あんな馬鹿なことしなきゃよかったって、後の祭り。
「ジェシーくん」
甘ったるい声。
「ねぇ、付き合ってよぉ」
呼び出されて、教室で待ってたら
いきなり告白された。
巨乳を押し付けられる。
けど、なんとも思わない。
離せって言おうとした時、
聞こえるはずのない声が聞こえた気がした。
辺りを見回す。
「ジェシーくん？どうかしたー？」
「…気のせいか、」
いや、いるわけないじゃん。
なのに
「幻聴まで聞こえるとか、俺どんだけ…」
どんだけ、あいつが好きなんだろう。
「悪いけど、俺今誰とも付き合う気ないよ」
「どうして？」
「…忘れられない子がいるから」
忘れるには、新しい恋。
ってのも嘘だな。
そもそも、忘れたいとも思わない。
粉っぽいクッキーだって、別にマズいわけじゃなかった。
頭だって、全然悪くない。
顔なんか、天使かってくらい可愛い。
すっげぇ可愛い。
ほんと、こんなに好きなのに、
俺、何してんだろ。
「私が忘れさせてあげるよ」
巨乳女が俺の首に腕を回す。
だから、忘れたくないんだってば。
引き離そうとした瞬間
「だめ！！！」
教室のドアがガラッと開いて
Aが俺に駆け寄り、思い切りキスしてきた。
は？え？なにこれ？ドッキリ？
突然のことに、思わずその場に崩れ落ちる。
「A…？」
お前、いつからいた？
てか、なんで今キス…？
そっと伸ばした手を振り払われる。
「…いで」
「え？」
「触らないで」
ああ、何勘違いしてんだ俺。
伸ばした手をギュッと握り締める。
「私以外の子に触らないで、触られないで」
「え？」
何、言ってんの？
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HARU(プロフ) - あいすさん» んふふ（笑）あいすさんをたくさん泣かした気分♪またジェシー書きますよう！のんびりお待ちくださーい（笑） (2015年5月30日 9時) (
レス) id: 5f45f38707 (このIDを非表示/違反報告)
HARU(プロフ) - みりまむさん» ありがとうございます(*ﾉωﾉ) みりまむさんはいつも褒めてくださるので、ついつい調子に乗ってしまいます（笑）今後もよろしくお願いしますね♪ (2015年5月30日 9時) (レス) id: 5f45f38707 (このIDを非表示/違反報告)
あいす(プロフ) - 泣ける作品( ；∀；)またジェシー書いてください♪HARUさんお疲れ様でした(*>ω<*) (2015年5月30日 8時) (レス) id: b73e41006e (このIDを非表示/違反報告)
みりまむ(プロフ) - HARUさん、お疲れ様でした！！『一途すぎて愛おしいバカ』最高です！！！やっぱりHARUさんが書くお話大好きです！！ (2015年5月30日 0時) (レス) id: 8e043e8cc2 (このIDを非表示/違反報告)
あいす(プロフ) - HARUさん» ぜんぜん！そう！年下(*´□`*)やーん楽しみ♪ (2015年5月27日 0時) (レス) id: b73e41006e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：HARU
| 作成日時：2015年4月8日 21時
