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「ご機嫌だな」
本の整理をしていると後ろから声をかけられた。
「ご機嫌に見える？」
「すっごく。
なんかいいことあったの？」
萩ちゃんが私の手から本を取って
高い場所のを片してくれる。
「…ありがと。
あのね、今日ジェシー君と一緒に帰るんだ」
「え、」
萩ちゃんが一瞬眉を寄せた。
「待ってて、くれるんだって」
「大丈夫なの？」
「…」
黙る私の横を通り過ぎて
カウンターに座った。
この学校の図書室は結構大きくて
古い本から新しい本までたくさんある。
数人がカウンター前のテーブルに座って
本を読んでいる。
私もカウンターに入って
萩ちゃんの横に座る。
「…」
「…」
お互い黙ったまま。
萩ちゃんの考えてること、なんとなく分かる。
きっと、私はバカなんだと思う。
見せつけのように他の子と仲良くしてること
昨日、ジェシー君が女の子と帰ったこと
嘘つかれたこと
今朝、あんなに泣いたのに。
あんなに傷ついたのに。
それでも、たった一言で許してしまう。
“彼女”
私はまだ、ジェシー君の彼女なんだと。
まだ隣にいてもいいんだと。
…信じていいんだよね？
「ま、小暮がいいならいいんだ」
萩ちゃんが口を開いた。
「ただ、お前の悲しそうな顔見たくないだけだから」
「萩ちゃん…」
私は、幸せ者だな。
いつも応援してくれる人が側にいる。
ゆいちゃんに萩ちゃん。
私にはもったいないくらい素敵な友達。
2人が応援してくれるこの恋を
私は守ることができる？
ううん。守りたい。
だって、やっぱり私は、
ジェシー君がすきなんだもん。
この気持ちは誰にも負けない。
図書室のドアが開く。
静かな時間は一瞬にして崩れ去る。
ああ、どうして貴方は、
いつも私の心を乱すの？
たった今心に誓った想いを嘲笑うかのように
ジェシー君は隣に女子を連れて図書室に入ってきた。
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HARU(プロフ) - あいすさん» んふふ（笑）あいすさんをたくさん泣かした気分♪またジェシー書きますよう！のんびりお待ちくださーい（笑） (2015年5月30日 9時) (
レス) id: 5f45f38707 (このIDを非表示/違反報告)
HARU(プロフ) - みりまむさん» ありがとうございます(*ﾉωﾉ) みりまむさんはいつも褒めてくださるので、ついつい調子に乗ってしまいます（笑）今後もよろしくお願いしますね♪ (2015年5月30日 9時) (レス) id: 5f45f38707 (このIDを非表示/違反報告)
あいす(プロフ) - 泣ける作品( ；∀；)またジェシー書いてください♪HARUさんお疲れ様でした(*>ω<*) (2015年5月30日 8時) (レス) id: b73e41006e (このIDを非表示/違反報告)
みりまむ(プロフ) - HARUさん、お疲れ様でした！！『一途すぎて愛おしいバカ』最高です！！！やっぱりHARUさんが書くお話大好きです！！ (2015年5月30日 0時) (レス) id: 8e043e8cc2 (このIDを非表示/違反報告)
あいす(プロフ) - HARUさん» ぜんぜん！そう！年下(*´□`*)やーん楽しみ♪ (2015年5月27日 0時) (レス) id: b73e41006e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：HARU
| 作成日時：2015年4月8日 21時
