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「これは、thatが関係代名詞になるから…」

「ほほう」

「んで、主語はこれでしょ?」

「あ、待って、分かった!
 だから、こうなるんだ!」

ジェシー君の手を止めて答えを解答欄に書く。


「正解」

ジェシー君がにっこり笑った。

「やったー!賢くなった気分」

プリントを見つめてふふって笑ったら

ジェシー君の手が私の顎を掴んで
自分の方にクイッと向かせた。


「じぇ、し…」

「ご褒美」


そう言って優しく微笑んで

そっと唇が重なった。


その瞬間、ツーっと涙が頬を流れた。


「どうして泣くの…?」

「…っ、」


ジェシー君の瞳が悲しげに揺れた気がした。

手の甲で涙をぬぐう。


「俺とのキス、嫌だった?」



違う。違うよ。

逆だよ。

嬉しいんだよ。


どれだけ他の子と仲良くしてても

どれだけ意地悪なこと言われても


ジェシー君のキスは変わらずに優しいから

まだ大丈夫だと、
私達は大丈夫だと、

安心したの。

安心したのに。



「…ごめん」



そう呟いて

ジェシー君は教室から出て行ってしまった。



「ジェシーくん…!」


慌てて追いかけたのに
ジェシー君はもういなくて。


涙がまた頬を濡らした。

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HARU(プロフ) - あいすさん» んふふ(笑)あいすさんをたくさん泣かした気分♪またジェシー書きますよう!のんびりお待ちくださーい(笑) (2015年5月30日 9時) (レス) id: 5f45f38707 (このIDを非表示/違反報告)
HARU(プロフ) - みりまむさん» ありがとうございます(*ノωノ) みりまむさんはいつも褒めてくださるので、ついつい調子に乗ってしまいます(笑)今後もよろしくお願いしますね♪ (2015年5月30日 9時) (レス) id: 5f45f38707 (このIDを非表示/違反報告)
あいす(プロフ) - 泣ける作品( ;∀;)またジェシー書いてください♪HARUさんお疲れ様でした(*>ω<*) (2015年5月30日 8時) (レス) id: b73e41006e (このIDを非表示/違反報告)
みりまむ(プロフ) - HARUさん、お疲れ様でした!!『一途すぎて愛おしいバカ』最高です!!!やっぱりHARUさんが書くお話大好きです!! (2015年5月30日 0時) (レス) id: 8e043e8cc2 (このIDを非表示/違反報告)
あいす(プロフ) - HARUさん» ぜんぜん!そう!年下(*´□`*)やーん楽しみ♪ (2015年5月27日 0時) (レス) id: b73e41006e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:HARU | 作成日時:2015年4月8日 21時

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