lovin' (ページ35)

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俺の家を出て、階段まで先生を送る。

二十、三十メートルとか本当そんくらいの距離。

自然と歩くスピードが遅くなる。

そんな俺に気付いてるのかは分からないけど
先生も俺のスピードに合わせて歩いてくれてる。

『先生、今日は本当にありがとう』

「いや、こっちこそ。ご馳走してもらったし」

『あ！そうだ、またご飯食べに来てね！』

「気が向いたらな笑」

『ダメ！俺が誘うから！誘ったら絶対ね！』

「強制かよ！笑」

先生めちゃくちゃ細いし！

俺のお腹のお肉あげたいくらい笑

『そうだ、来週近くでお祭りあるけど先生も来るの～？』

そう。

結構でっかいお祭りが来週ここら辺であるの。

昼過ぎ頃から屋台がいっぱい出始めて、夜には花火も上がんの！
めっちゃ綺麗だよ！

今年もあのいつものメンバーで行く予定。

受験生だけど笑

「おう、お前らが馬鹿してないかちゃんと見回りしないといけないんで」

『俺は大丈夫だよぉ！』

「どうだか～？笑」

『本当だって！笑
てかてか先生も来るなら会いたい！』

「まあすれ違うくらいあるかもな」

『じゃなくて一緒に回ろうよ～』

「俺は仕事の一環として行くの！笑
お前らと騒いでんの他の先生に見つかったら怒られるわ笑」

『え～、そうなの～…』

「だからお前らだけで楽しめ笑」

もしかしたら先生も一緒に回れるかもって思ったんだけどな～。

まあいつものメンバーにアイツもいるから
気まずいっちゃ気まずいかも…笑

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