lovin' (ページ13)

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「さっ、補習始めるべ」

『え、今日もあるの！？』

「バカ、昨日サボった分だよ」

『あの、先生…』

「ん？」

『あ、いや…、すいませんでした』

「ははっ、いいよもう笑
でももうサボんなよ？俺の授業ちゃんと聞けよ？」

そう、頭を軽く撫でられる。

でも俺の方が10cmくらい背が高いから、
なんだか決まるに決まらなくて笑えてしまう。

「俺より背高いの、気に食わねえわ笑」

『先生可愛い』

「俺だってこれでも175あんだからな！お前がデカすぎんだよ！」

今度は俺が先生の頭を撫でる。

「おい真似すんな！笑
ほら、早く始めるぞ！」

あれ、なんか意外といい感じじゃない…？

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そこからはまあいつも通りだった、んだけど。

「3年目ともなると、さすがのお前も結構出来てきたな」

『ふふ、そう？』

「逆に言えば、ここまでくるのに2年もかかったってことなんだけど笑」

ここまでは良かった。

先生に褒められて(？)

それだけで単純な俺は舞い上がってた。

だから、次の言葉を聞いた瞬間、

俺の感情全てを奪っていくような…

心にポッカリと大きな穴が空いたようだった。

「これならもう、補習いらないな」

あまりにも突然で。

すぐには反応出来なかった。

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