５．重ね合う ページ5
マスター「今夜は飲みすぎだよ」
A「そんなことない 全然飲み足りないもん マスターお代わり！」
ジョンウのところへ行った日は必ず立ち寄るＢＡＲ。
この日はいつも情緒不安定になる。
忘れたい気持ちと忘れさせてくれない周囲の眼差し。
「毎年命日にお参りするなんてAさん本当に彼のこと愛してるんですね」
「この日はいつもあなたのために空けてあるの 気にせず休んで？」
職場の同僚や後輩、上司までもがジョンウの命日を覚えていて勝手に私を休ませる。
ジョンウが死んで何年経っても私は彼の恋人のままだ…
それがたまらなく苦しくてここへ逃げ込む。
マスターは飲みすぎると注意はするけど何も詮索したりしない。
それが私にはとても心地よかった。
ここにいる時だけ私は彼の恋人ではなくただのAになれるから。
でも今夜は飲んでも飲んでもすっきりしなかった。
すっきりしない理由はわかっている。
私を「ミナ」と呼んだあの男チャンミン…
死んでもなおまだ愛してると、これからも永遠に愛し続けると言ったチャンミン…
勝手に思い続けていればいい。でも私には関係ない。
私を「ミナ」さんと重ねようとしないで…もう愛なんてうんざりなの…
「もう酔っ払ってんのか？」
A「ヒチョル！今日は遅いじゃない！」
ヒチョル「ああ ちょっとあれだ 残業！ 残業だったんだよ」
A「あんたでも残業するんだ？！」
ヒチョル「生意気だな その口はよ！ マスター 奥の部屋いい？」
マスター「空いてるよ どうぞ」
ヒチョル「今日は相当飲んだだろ？酒の味しかしねえ」
キスをしながら笑うヒチョル。
A「お酒好きでしょ？ ヒチョル…早く…」
ヒチョル「そう焦んなって もっと味あわせろよ…」
私とヒチョルはいつもここで肌を重ね合わせる。
偶然このＢＡＲで知り合ったヒチョル。連絡先も知らないし彼が何者かも知らない。
知り合ってからはここで飲んでいるとフラッとやってきてマスターにこの部屋を借りてお互いの体を求め合う。
そして時間の許す限り私たちは繋がり続けた。
私は彼に抱かれている時だけジョンウを忘れることが出来た…
ラッキーアイテム
革ベルト
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bubu(プロフ) - れなさん 読んで下さってありがとう！色んなチャミがいるでしょう(*^^)v こっちは更新率が悪くてごめんね １話だけ更新しました♪ (2011年7月19日 12時) (
レス) id: 4106b34d61 (このIDを非表示/違反報告)
bubu(プロフ) - ちゃみちゃみさん ありがとう！ 一話だけ更新出来ました(>_<) (2011年7月6日 2時) (レス) id: 4106b34d61 (このIDを非表示/違反報告)
bubu(プロフ) - 咲さん 全作見て頂いてありがとう！ もう本当幸せになって欲しいｗ (2011年6月20日 12時) (レス) id: 4106b34d61 (このIDを非表示/違反報告)
咲 - 全作見つけて読んだときは最後泣いちゃいました…＞＜今度こそ幸せになってほしいです♪ (2011年6月20日 9時) (携帯から) (レス) id: dcbc996cf0 (このIDを非表示/違反報告)
bubu(プロフ) - はい（*^_^*） 私もそうなって欲しいです (2011年6月18日 15時) (レス) id: 4106b34d61 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：bubu | 作成日時：2011年6月16日 22時
