ある日突然に… ページ9
《ある日突然に…》
私が一人暮らしをしている小さなアパートは…
ユノたちの高級マンションとは…大違い…
｢あぁ…最悪…」
鏡に映る自分の顔を見て…うんざりした……
家に帰って来てからも…ひたすら泣いて…そのまま寝たから…目が腫れてる…
今日が休みで良かった…
こんな顔じゃ…会いにいけないや…ごめんね…ユノ…
歯ブラシをくわえてベランダにでる…
｢う〜…んっ……！」
私がベランダで…思いっきり背伸びをした時だった…
パシャパシャパシャ…
その音とともに…眩しさに目がくらんだ…
え…？なに？？？
雑誌カメラマンのような人たちが何人も待機し…
なぜか私を撮影している…？
私は体が固まったまま…動けずにいた…
その間も…容赦なくフラッシュがたかれて…本当にクラクラしてくる…
なに…なんなの…？
私は後退りしながら…部屋に入ろうとして…
｢きゃあ…！？｣
見事に尻餅をついてしまった…
呆然としながら…なんとかカーテンを閉める…
なに…？なんなの？！
これ…夢なのかな…？
ピンポン、ピンポンというチャイムの音とともに…
ドンドン…とドアを叩く音がした…
私はあまりのことに…声もだせずにいると…
ドアの向こうで…
｢すみません!Aさん…いらっしゃいますか？東方神起の事務所のものです…開けてください…！！｣
今…なんて言った…？
東方神起…の…事務所…？
何が起こってるのか…訳が分からないまま…
私は…やっとの思いで立ち上がり…ドアをあけると…
スーツ姿の男性が立っていた…
吉田｢突然すみません…私は東方神起のマネージャーで吉田といいます…申し訳ないんですが…一緒に来てもらえますか…？｣
｢あの…なんなんですか…？？｣
吉田と名乗るその人は…厳しい顔で私を見る…
吉田｢ユノの件です…とにかく…車に…｣
ユノ…ユノに何かあったの…？
心臓がドキドキと音をたてる…何が起こってるの…？
私は…マネージャーだというその人に連れられて…
アパート前にとめられた黒いワゴンに乗り込むと…
YC｢Aさん…｣
｢ユチョン…！｣
中にはユチョンがいて…私はほっとして…思わず涙が溢れてきて…
何がなんだわからないまま…ユチョンの胸に飛び込んでいた…
こうして私の平凡な毎日は…突然終わりを遂げた…
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作者名：よーこ
| 作成日時：2010年10月9日 21時
