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青side
悪い偶然と良い偶然。
どちらもあるけどさ、今回程偶然に感謝したことはない。
ブラブラ歩いてみたけど、北斗は見つからないし何も面白いことないし...
あいつ、どこいったんだよ
トイレ寄って帰るかと思って、トイレに入ろうとしたら先客がいた。
北「はぁはあ....ゲホッ...」
樹「北斗?.....っ!具合悪い?!」
トイレで蹲っている北斗を見つけて、急いで支えてやる。
北「へん...ず、つう....い゛っ.」
樹「わかったわかった。辛かったな...」
あー、雨降ってるもんな
気づいてあげられなかったことに、悔しさを覚えつつ、北斗の背中に手を添えた時だった。
北「じゅ、ぃ...ねて..い...から」
背中を摩ってあげようと思ったら、弱々しく遮られた。
真っ青な顔で何を言ってんだか..
樹「気にすんな。...まだ、吐けてない感じ?」
北「....。ん。..うっ..」
樹「そっか。すっきりしような」
真っ青な顔で、吐き気に耐える北斗が可哀想で。
早く楽にしてあげたかった。
少し、強めに背中をぽんぽんっと叩く。
北「んっ!...うえっ、げほげほっ!!」
樹「そうそう...ゆっくりね」
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作者名:みかん | 作成日時:2020年8月20日 1時