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程なくして
Aは俺の部屋に
引っ越してきた。
最初は俺のベッドで
一緒に寝てたのに
ここに住むようになって
1ヶ月もすると
Aはゲストルームで
寝ていることが増えた
「まただ」
この日、スケジュールが終わって
家に帰りつくと、真っ先に
寝室を確認したら
またAはいなかった
ゲストルームのドアを開いて
中を確認すると
やっぱりそこで寝ていたA
そんなことが何回も続いて
俺は不機嫌になっていった
A「今日は？」
「オフ」
A「そうなの？じゃあ
美味しいもの作らなきゃね」
「A」
A「ん？」
「時間ある？」
A「まだ少しなら。なあに？」
喧嘩したくなくて
黙ってたけど
もう我慢ならない
「なんでゲストルームで寝るの？」
A「え？」
「ここのところ毎日じゃん」
A「じゃあ聞くけど、
遅くなった日、なんでソファで寝るの？」
「それはAを起こしちゃ悪いから」
A「朝起きてソファで寝てるのを見てから
遅くなる日はゲストルームで寝てるの」
「だからなんで？」
A「ドンヘがベッドで寝れるように」
「･･････ああ」
俺への気遣いだったのかぁ･･･。
「ごめん」
A「私もごめん。
ちゃんと言えば良かったね」
「ありがと」
Aと暮らし出して
メンバーにも自然に気遣えるようになり
ヒチョルヒョンからは
大人になって気持ち悪いと言われた
昨日はリョウクが
女によってこうも変わるものかねと
そう言っていて、嬉しかった
俺が芸能人なだけに
外で手を繋いでデートとか
そう簡単にはできないけど
家に帰ればAがいるから
凄く、凄く、幸せだと思う
次は結婚･･･。
でもAが
今日もそこにいて、幸せそうだから
まだいっか♪と思ってる。
お父さんはその後
Aにすまなかったと連絡をしてきた
相変わらず連絡は取ってないようだけど
この件に関しては触れないでいる
いつか、時間が経って
Aが受け入れる時がきたらいいな
って思ってるくらいかな。
A「じゃあ、行ってくるね」
「行ってらっしゃい」
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作者名：さるるん
| 作成日時：2024年3月8日 13時
