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ヌナに誘われて
ご飯を食べていると
予定より早く
イェソンヒョンが帰って来た。
YS「ここにいたか」
「おかえり、ヒョン」
YS「聞いたぞ」
「ああ」
YS「どうすんだ？」
「まぁ、なんとかする」
YS「呑気だな」
「そうでもないよ」
YS「事務所は？」
「あっちのが痛手が大きいから
無視するって。上手くやれって」
WH「まあ一理あるね」
YS「公表する気なのかも」
「え？」
YS「じゃないと事務所までこねーだろ」
「え？え？だとしたら先に動かないと!!」
まだ食事の途中だったけど
イェソンヒョンの家を後にして
Aの会社に急いだ
会社の前に着いて
電話をかけると
Aが出なくて
仕方なく会社に足を踏み入れた。
それなりに大きいビル
受付のお姉さんに
Aの呼び出しを頼んだ
キャップにマスク
通報されるかな･･･。
受付「イ・ドンヘ？」
「あ、えっと･･･」
受付「やだ、本物？」
「違います。ごめんなさい」
そう言うとビルを後にした。
仕方なく車に戻って電話したら
今度は繋がった
A『オッパ？』
「出て来れる？」
A『どうしたの？
受付から電話あったけど』
「何時まで？」
A『忙しくないから帰れると思う
ちょっと待ってて』
「前にいるよ」
20分もしないうちに
Aがビルから出てきて
車に乗り込んだ
幸い騒ぎにはなってない
Aのマンションの方が
安全かと思って
そっちに車を走らせた
A「どうしたの？」
「お父さん、連絡ない？」
A「うん」
「もしかしたらAのこと
公表する気なのかも」
A「そうなの？」
「事務所に来たみたいなんだ」
A「私から連絡してみようかな」
「出来たら会いたい」
A「オッパ」
「もう正面突破しかないでしょ」
A「ありがと」
アームレストに乗せていた
俺の手をAが握って
その手にキスしてくれた
正面突破だ。
グズグズ悩んでも
ビビってても何も変わらない
Aと一緒にいるには
そうするしかないんだ
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作者名：さるるん
| 作成日時：2024年3月8日 13時
