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Aからの返事は
“わかった”というものだった。
翌日にはウォニヌナが目を覚ました。
明日、退院するという知らせが届き
やっと生きた心地がした。
ウォニヌナが退院すると
イェソンヒョンから連絡があって
ヒョクと2人、イェソンヒョンの家へ
家に入るなり
ソファに座っているヌナを見つけて
その場で土下座
「ごめんなさいっっ!!」
WH「いいよ〜。大丈夫だから」
「でも･･･本当にごめんなさいっ!!」
YS「デカい声を出すな。座れ」
「･･････はい」
いつもはヌナの隣に座るのに
ヌナから離れて座ると
ヌナの方から来て隣に座ってくれた
Aとのこと言われるんだろーな。
そう心の準備はしていたものの
やっぱり口に出すのは辛かった
「ヒョンから聞いた」
WH「そっか」
「明日、会いに行ってくる」
WH「それがいいね」
「巻き込んでごめん」
WH「いいの、いいの」
YS「いいことあるかっ!!」
「ヒョンもごめんなさい」
そもそもAが
別れたいと思っていたことを
俺は知らなかった
しかもウォニヌナに連絡するなんて
思ってもみなかった
そうまでして別れたかったのかと思うと
涙が出そうだった
イェソンヒョンに
クドクドと説教をされ
ウォニヌナの美味しいご飯を食べて
家を後に自分のマンションに向かう
考えることが多いのに
考えたくなくて
ため息ばっかりが出る
EH「俺は帰るぞ」
「うん」
EH「お前、大丈夫？」
「うん」
EH「おい」
「ん？」
EH「大丈夫なのかって聞いたの」
「大丈夫･･･じゃない」
EH「ったく･･･」
帰ると言ったヒョクが
結局、泊まってくれて
俺は1人にならずに済んだ
1人が嫌だった
前からそうなのに
なんで一人暮らしなんてしたんだろ
そしたらAとも
出会わなかったのに
人生は選択だと誰かが言ってた
俺は色々、間違ったみたいだ。
そうとしか思えなかった。
スマホを間違えて
持って帰ってきた時
宿舎だったらきっと
誰かに言われてすぐに
マネヒョンに預けたはずなんだ
後よろしくって。
Aと出会えて嬉しくもあるけど
幸せでもあるけど、今は辛さしかない
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作者名：さるるん
| 作成日時：2024年3月8日 13時
