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イェソンヒョンは
ウォニヌナと結婚してて
いいよなぁ幸せそうで
YS「来たか」
EH「連れてくるの大変だった」
YS「ご苦労さん。
ウォニ呼んでくるわ」
EH「ヌナ、いるの？」
YS「当たり前だろ」
EH「忙しいって聞いたけど」
YS「締切迫ってて超機嫌悪い」
EH「え？来てよかったんですか？」
YS「ウォニが呼んだんだ」
EH「あーね」
イェソンヒョンの家なのに
ヒョクがコーヒーを
淹れてくれてる
呼んでくると言って
2階へ行ったイェソンヒョンが
かれこれ20分は戻って来ない
なにやってんだか･･･。
EH「誰か居んのかな」
「なんで？」
EH「玄関の靴」
「ん？」
EH「ヒョンとヌナは玄関に
靴を置きっぱなしにしないの
知ってる？」
「そう言えば、いつも靴ないね」
EH「今日はあった。女の人の靴」
「片付けるの忘れたんじゃね？」
EH「そうかな･･･」
ヒョクの話を聞きながら
そんなことどうでもいいと
思っていた。
でも、淹れてくれた
コーヒーは絶品で
温度もちょうど良くて
苦味もあんまりなくて
まさに俺好み
美味しいコーヒーを飲んだら
Aに会いたくなった
3週間も会えないなんて･･･。
無理。
WH「ごめんね。お待たせ」
EH「ヌナ、忙しいんじゃないの？」
WH「忙しいの。
だからちゃちゃっと終わらせるね」
「なあに？忙しいのに」
ウォニヌナは一瞬躊躇って
イェソンヒョンを見た後
もう一度、俺を見てこう言った。
WH「ドンヘ、Aちゃんとは別れなさい
Aちゃんのために別れなさい」
「･･････は？」
WH「ジョンウン、あとお願いしていい？」
YS「おぅ」
ウォニヌナが別れろと言った。
いつも、いつも味方してくれる
あのウォニヌナが･･･。
その衝撃は頭を殴られたとか
そんなもんじゃなくて
俺は咄嗟に動いた
2階への階段を上るウォニヌナを
追いかけて、着ていたカーディガンを
思いっきり掴んだら
ウォニヌナの悲鳴と一緒に
イェソンヒョンのヌナを呼ぶ声が
家中に響き渡った。
YS「おいっ!!ウォニ!!ウォニ!!
ヒョクチェ!!救急車!!」
階段から落ちて
額から血を流してるヌナ
俺はそこに居られなくて
黙って家を出た。
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作者名：さるるん
| 作成日時：2024年3月8日 13時
