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Aと別れたことを
ずっと口に出来ずにいた。
それなのに
みんなの食事会の席で
ウォニヌナに「別れたの？」と
聞かれてしまった。
「な、なんで？」
WH「なんとなく」
YS「ウォニ、そっとしとけ」
WH「ごめん」
「別れてないよ」
EH「別れたな。振られたか？」
「別れてないよ!!」
KH「100パーですね」
「別れてないもん」
別れたのかな･･･。
そうだよな。
無かったことにしてって
メッセージ来てたもんな。
ごめんっていう返信を送って
もう10日経っていたのに
それが昨日のようだった。
EH「ヌナ、コイツねビビったんだよ」
「ビビってなんかないっ」
HC「どういうこと？」
EH「会いに行ったりして
写真でも撮られたらって」
KH「ださっ」
WH「大事に思ってたのね」
「･･････ヌナ」
YS「大事にし過ぎて振られたのか」
KH「ますます、ださっ」
ああ、ダサいさ。
ああ、ビビったさ。
でもさ、だってさ･･･。
もうどうしたらいいのか
わからなかったんだ。
「･･････会いたい」
WH「ドンヘ？」
「会いたいよ･･･ヌナ(＞ ＜｡)」
YS「会いにいけよ!!鬱陶しい」
「だって･･･ヒョン･･･」
YS「写真撮られてこい!!
後のことは一緒に考えてやるから」
「でも･･･」
YS「お前らしくもない」
KH「確かに」
YS「大人になったのか
子供に戻ったのか･･･わからんな」
誰に何を言われても
会いに行く気にならなくて
俺のお尻は椅子にくっついたみたいだった
そんな時、決定的なことを言ったのは
ウォニヌナだった。
WH「彼女、ドンヘの気持ちに
応えてくれたんだよね？違う？」
「違うくない」
WH「彼女が勇気を出したのに
ドンヘは出さないの？いいの？それで」
そうだ。
付き合うにはかなりの勇気がいるって
いつか言ってた･･･。
勇気を出させるだけ出させて
自分は逃げたのか･･･情けない
YS「行ってこい!!」
「･･････行ってくる」
みんなが背中を押してくれて
やっと重い腰を上げた
Aに謝らなきゃ。
別れたくないって伝えなきゃ。
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作者名：さるるん
| 作成日時：2024年3月8日 13時
