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ゆっくり考えたいと言った
Aから連絡がない
その間にマネヒョンから
俺のスマホはリセットされて
連絡先が全部消えた
俺からは連絡できなくて
ひたすら待っている状況
「にしても、リセットするかね？」
RW「ヒョンが言うこと聞かないから」
EH「それにしてもさ」
「だよね？」
KH「連絡ないんですか？」
「･･･ない」
EH「もう会えないのか･･･」
「会える。絶対」
RW「彼女の方が負けたのかな」
EH「マネヒョンこえーもん」
「確かに」
負けたのかな
もっとちゃんと
守るよって言えばよかった
マネヒョンに負けないでって
言えば良かった
連絡が無いまま
もうすぐ1ヶ月が過ぎる
諦めモードになっていた
だって･･･1ヶ月って･･･。
もう無理だ。
そんなある日、
スケジュールを終えて
自分の部屋に帰ってきた俺は
玄関のドアを開くなり
靴を脱ぎ捨てて
リビングに向かって走った
家の中でこんなに走ることが
あるか？ってくらい
「A!!」
A「こんばんは。
ごめんね。勝手に入っちゃった。
玄関の前で待たない方がいいと思って」
「いいっ!!全然いいっ!!」
A「今日のスケジュールは終わり？」
「うんっ!!」
A「ごめんね。遅くなって」
「そんなのいいよ。
会えただけで嬉しい」
窓際に立っていたA
近付いて抱き締めると
俺の中で静まっていた
Aへの好きが溢れ出そうだった
「決まった？勇気、出た？」
A「勇気･･･出た」
「めっちゃ嬉しい」
A「いいのかな･･･とは思うけど」
「けど？」
A「好きなものは･･･ね」
「ね♪」
良かった･･･ほんとに良かった
待った甲斐があった。
泣きそう･･･。
ひとしきり喜ぶと
お腹空いたと言うAと
一緒にラーメンを作って食べた
仕事で疲れているはずなのに
1人だったら絶対食べないのに
Aと食べたラーメンは
格別に美味しかった
A「帰ろうかな」
「送る」
A「大丈夫だよ」
「送る」
A「ありがと」
お手々繋いで
駐車場の車まで
車の中でもずっと
手を繋いでいた
「連絡する」
A「うん。待ってるね」
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作者名：さるるん
| 作成日時：2024年3月8日 13時
