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Aの部屋は
俺の部屋の倍はありそうなほど
広かった。
眺めも最高で
思わず見とれるほど
そういえば引っ越す前のマンションも
それなりの高級住宅地にあったな
「マジで、何者？」
A「何食べる？」
「なんでもいいよ」
A「なんでもいいが
一番困るんだけどなぁ」
「んー。米食いたい」
A「じゃあ簡単にチゲでも作るね」
「楽しみ♪♪」
Aは奥の部屋に行き
スーツからトレーナーとロングスカートに
着替えて出て来て
キッチンで料理を始めた
カウンターの椅子に座り
作ってるのを見てたら
テレビ観てていいよと言われたけど
Aを見ていたかった
1時間もしないうちに
完成した料理
冷蔵庫から惣菜も出してくれて
家庭の食卓になった
「いただきます」
A「召し上がれ」
「･･････うまっ♪♪」
A「ほんと？良かった( *´艸`)」
手作りのご飯なんて
超久しぶりで
夢中になって食べた
味付けも全部、俺好み。
カウンターに並んで食べてる
Aも可愛いし
幸せな夜だ(*˘︶˘*)
「美味しかった♪♪」
A「よかった」
「洗い物は俺がする」
A「いいよー」
「じゃあ俺が洗うから拭いて？」
A「じゃあ･･･甘えようかな」
キッチンに並んで立つと
外で会う時より
Aが小さいことに気が付いた
そういえばうちに来た時も
ちっちゃかったな。
まぁでも小さくても
大きくても
Aだからいいけどね
洗い物を終えると
Aがコーヒーを淹れてくれて
リビングのソファに並んで座った
何もかもがデカい。
ソファもL字になってて
6,7人は座れそうだし
テレビもサイズがわかんないくらい
大きかった
「料理はお母さんに習ったの？」
A「そうだよ」
「他も作れる？」
A「もちろんっ。
ハンバーグとかの洋食とか
日本食も作れるよ。あーあとイタリアンも」
「天然とは思えないな」
A「天然なのかな･･･」
「天然って言われるの嫌？」
A「嫌じゃないけど
自覚がないから違和感あるのよね」
「あー。そゆことか」
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作者名：さるるん
| 作成日時：2024年3月8日 13時
