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「もしもし？移動したけど？」
MG『女の人乗せた？』
「･･･おっと･･･なんで？」
MG『つけられてるな』
「マジか」
MG『マンションに行け。
その女の人は俺が迎えに行く』
「イヤだ」
MG『お前なぁ･･･』
「連絡する。一旦、切るね」
Aは何も知らずに
助手席でご飯屋さんを検索してて
なんと言おうか迷った
ダメなんだ
付き合う前に芸能人だから
出来ないことがバレちゃ
ダメなんだ
またAが遠のいてしまう。
それだけは避けたい。
「A」
A「ん？」
「俺の･･･部屋行かない？」
A「ご飯は？」
「出前とればいい」
A「･･････」
考えるよな。
そりゃそうだ。
無理かな･･･。
A「私の家は？」
「は？」
A「なにか作るよ」
「マジで？」
A「この前のお礼も
結局奢ってもらっちゃったし」
「行く!!」
A「場所は･･･わかるか」
「うんうん♪♪」
あ、でもつけられているとしたら･･･。
ダメじゃね？
(；−ω−)ｳｰﾝ
とりあえず、走らせてみるか!!
で、道を間違ったとか
なんとか言い訳しながら
後ろからついてくる車がないか
確認し、確信が持ててやっと
Aのマンションに到着
A「そこから地下駐車場」
「ほう」
A「1番奥だよ」
「OK」
来客用の駐車場に車を停めて
目の前のオートロックのドアから中へ
エレベーターが3基あって
Aは1番奥のエレベーターの前に立ち
カードをかざした
ウイーンという音と共に
動き出したエレベーター
中に入ると数字のボタンが
２つしかない
33と34
で、Aは迷わず
またカードをかざし34を押した
「ペントハウス？」
A「うん」
「専用エレベーター？」
A「うん」
「え？何者？」
A「･･････内緒」
俺のマンションより
セキュリティがすげぇぞ
どっかのお嬢様？
いや、お父さんもお母さんも
亡くなってるもんな
どういうことだ？
エレベーターが到着した
34階はドアが1つしかなくて
Aはそのドアを
カードで解錠すると
「どうぞ」と言った
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作者名：さるるん
| 作成日時：2024年3月8日 13時
