スマホを拾って恋をした -DH- (ページ20)

今日:21 hit、昨日:27 hit、合計:5,119 hit

20 ページ20

A『一緒にご飯でもどお？』

マジか!!
ヨッシャ(｡`･ω･)9"

あ･･･でも。

「ごめん。スケジュールが･･･」

A『そっか。じゃあまた』

「うん」

なんでこんなにもスケジュールが
詰まってんだ!!

朝から晩まで･･･もう･･･(＞＜｡)

誰の嫌がらせなんだよっ!!

「仕事終わったの？」

A『今から帰るところ』

「いいなぁ」

A『まだ仕事？』

「うん(＞＜｡)」

A『大変だね』

「楽しいけどね」

A『いいなぁ～』

「どっちもどっちか」

A『そんなもんだよ』

「あ、呼ばれた。また掛けるね」

A『頑張ってね』

「ありがと」

声が聞けただけでいいや
そう素直に思えた

不思議なもんだ
好きな人って偉大だなぁ～。

その電話からまたしばらくは
時間が作れなくて
やっとのことでオフになったのは
1ヶ月半も経った日だった。

間でメッセージ送りあったり
電話したりはあるけど

久しぶりに会えると思うと
普通に緊張した

前の日にご飯食べる約束をした。

本当は1日一緒にいたかったけど
この日は平日でAは
普通に仕事だったから

仕事が終わったら連絡する

そう言ってたのに
連絡が･･･ない

残業かな

少しでも早く会いたいのに

で、前に聞いていた
Aの会社の近くまで
やって来てしまった

沢山のビルが並ぶオフィス街

見つかったらぜったいダメだ。

騒ぎになるし
言い訳がきかない

その時、着信を知らせたスマホ

Aだと思ったのに
マネヒョン

「なに」

MG「なにやってんの？」

「ん？」

MG「そんなとこで何やってんだ」

「あ、バレた？」

MG「今すぐ移動しろ」

「はい」

仕方なく車を発進させて
少し離れた場所に停め直したら
やっとAから電話

近くに居ると言ったら
待っててと言われ
Aは小走りで車まで来てくれた

「お疲れ」

A「なんかドンヘがいるって
ザワザワしてたよ？」

「マジか」

急いで車をだして
走らせながらどこに行こうかと
考えていた

「A、食べたいものない？」

A「んー。ないかな」

「どうする？」

A「電話めっちゃ鳴ってるけど大丈夫？」

気付いてて無視してたけど
確かに切れちゃ鳴り
切れちゃ鳴りしてて
気になり始めていた