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A「もしもし」
「起きてた？」
A「はい」
「連絡してって」
A「お礼、したくて」
「お礼ね」
A「今日、お休みですか？」
「まあ」
A「食事しませんか？
私、迎えに行きます!!」
「車、持ってんの？」
A「あ･･･」
「( -ω- `)ﾌｯ。
いいよ。迎えに行く。
新しい住所送って」
A「ごめんなさい」
「いいって。後でね」
天然だな。
日記の中のAは
しっかりしてるイメージなのに
別人が書いたのか？
のんびり用意して
送られてきた住所に向かって出発
着いたマンションは
前より大きくて
高級な高層マンションだった
マンションの前に
Aの姿を見つけて
車を寄せると
チラッと覗き込んだAに
俺の心臓は跳ねた
車を降りて
Aの近くまで行くと
甘い、いい香りがして
胸が震えた
「待った？」
A「いいえ」
「どうぞ」
A「ありがとう」
助手席のドアを開けて
Aが乗るのを見届けて
ドアを閉めて
運転席に回った
そんな当たり前の行動が
なんか凄くドキドキした
「さて、どこに行く？」
A「お店、予約しておきました」
「どこ？」
A「あ、えっと･･･」
「住所言って。ナビに入れる」
Aが教えてくれた住所を
ナビに入力すると
表示された目的地までの時間
2時間21分
「は？」
A「･･････」
「Aさ、天然？」
A「自覚はありません」
「言われるのね」
A「･･･はい( ߹꒳߹ )」
「1日オフだし、行くか!!
予約の時間は間に合う？」
A「えっと･･･電話します!!」
「そうしてください」
Aがお店に電話をかけて
時間を変更できたのを確認してから
車を発進させた
Aの天然は
その後もちょくちょく顔を出して
楽しいドライブになった
「まじウケる」
A「笑いすぎです」
「だって飯食いに行くのに
SAで飯食わねーだろ」
A「ですよね･･･(＞ ＜｡)」
「可愛いから、許す」
A「(///ω///)」
ほんと、可愛いと思う。
絶対、後悔する。
諦められない。
知れば知るほど好きになる。
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作者名：さるるん
| 作成日時：2024年3月8日 13時
