29 ページ29
DH「ヒョク!!」
「おう」
KH「もう大丈夫なんですか？」
YS「キュヒョナ
大丈夫じゃないやつに
大丈夫？とか聞くな」
「･･････」
YS「早く行け」
「はい･･･て、どこに？」
YS「先生のとこ行くんだろ？」
「は？」
YS「トゥギヒョンから連絡あった」
「行くとは？」
YS「オフの間、預かり保育」
「へ？」
YS「嫌なら俺の家でも･･･」
「あ、いや、行きます!!」
YS「おう。行け」
イェソンヒョンに捕まる前に
4日分の荷造りをして
宿舎を後にした
戻ってきたAの家
Aは「ご飯作るね」
そう言ってキッチンに向かった
ソファで1人
背もたれに体重を預けて
天井を見上げると
視界の端に
天井から吊るされた観葉植物
「A」
A「んー？」
「コレ、なんて名前？」
A「ヘデラ」
「ふーん」
A「和名でね雪ホタル」
「可愛いね」
A「ね。お気に入りなの
花言葉があるんだよ」
「花じゃないのに？」
A「永遠の愛、誠実」
「･･･ふーん」
小さい緑の葉が
籠から溢れていて
それがなんとなく
俺みたいだと思った
色んなことがあって
キャパオーバーなんだと思う
でも、病気だとは
思いたくなかった
俺は元気だ
なんともない
キャパオーバーだけど
それもそのうちなんとかなる
そう思いたかった
だって病気のやつが
恋したりするか？
女抱いたりするか？
そんな余裕ないはずじゃん
A「できたよー」
キッチンからの
Aの声が聞こえた
でもソファから立ち上がろうとしたら
なにかに掴まれたみたいに
動けなかった。
次の瞬間、暗闇に1人
光も音もない暗闇
俺は･･････。
ここは･･････。
Aがさっきまで
すぐそこにいて
俺は明るいリビングに
いたはずなのに
なんで1人なんだ？
どのくらい時間が経ったのか
わからないでいた
次第に俺は暗闇にのまれていた方が
楽な自分を見つけてしまって
藻掻くのも考えるのも手放した
深い海の底に
身体が沈んで行くかのような感覚
俺が、俺のようで
俺ではない
そんな感覚を抱いていた
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 54人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
さるるん(プロフ) - ユミさん» コメントありがとうございます!!共感していただいて嬉しいです。新作を準備中です。また読んでいただけると幸いです。これからもよろしくお願いします(⁎ᴗ͈ˬᴗ͈⁎) (2月25日 14時) (
レス) id: 06617cdfda (このIDを非表示/違反報告)
さるるん(プロフ) - haruさん» 最後までお付き合いいただいてありがとうございました。イェソンとウォニ･･･かなり駄作になってますよ･･･お恥ずかしい(/// ^///)近いうちに古い作品を再編集する予定です。あ、あとドンヘの新作を書き始めているので、またよろしくです。 (2月25日 14時) (レス) id: 06617cdfda (このIDを非表示/違反報告)
ユミ(プロフ) - 終わっちゃった…と残念にも思いましたが、完走お疲れさまでした。自分自身を受け入れるのが一番難しい…そう感じます。とても共感しながら読ませていただきました。以前からの作品も楽しく，読ませていただいています。また、素敵なお話しをお待ちしています。 (2月25日 14時) (レス) @page42 id: 237b55f86d (このIDを非表示/違反報告)
haru(プロフ) - 終わってしまった〜。何だかあっという間でした。ドンヘ以外のお話は殆ど興味がなかったのに、イェソンさんとヌナが気になりだして、さるるんさんのお話から、探して、読み始めています(*^^*) (2月25日 13時) (レス) @page42 id: 66c88d09ed (このIDを非表示/違反報告)
さるるん(プロフ) - haruさん» コメントありがとうございます!!非常に嬉しいです♪♪毎日更新を心掛けていますが、なかなか上手くいかず･･･。お待たせすることも多々あるかと思いますが、これからもよろしくお願いします(⁎ᴗ͈ˬᴗ͈⁎) (2月22日 0時) (レス) id: 06617cdfda (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：さるるん
| 作成日時：2024年1月29日 0時
