story 52 ページ9
再会して2ヶ月が経ち
相変わらず時間がある時に
短い時間でも会いに行く生活
宿舎を出ようかと思いもしたけど
部屋を探す時間がない
そんな時だった
彼女と初めて大ゲンカした
5日ぶりに会える時間ができて
夕方、まだ明るい時間に
彼女のアトリエを訪ねた
？「え？ジョングクじゃない？」
彼女の会社のスタッフに
初めて見つかった
「あ、こんにちは」
ｽﾀｯﾌ「はい。何か？」
上ずった声の若いスタッフに
怯みそうになりながら
なんとか口実を探した
「あの、Aさんは？デザイナーの」
ｽﾀｯﾌ「あ、今出てます。連絡しましょうか」
「あ〜、お願いできますか？」
ｽﾀｯﾌ「少々お待ちください」
「すみません」
彼女はとにかくバレるのを嫌がっている
理由はわかるようでわからない。
韓国に戻ってまだ数ヶ月。
この会社を立ち上げて間もないのに
芸能人が訪ねてきたなんて
この人たちはなんて思うだろうか
怖くなって帰ろうと思い
スタッフさんに声を掛けようとした時、
アトリエの扉が開き彼女が入って来た
A「ただいまー」
ｽﾀｯﾌ「おかえりなさい！代表、電話したんですよ！」
A「なに？どした？」
「どうも」
A「あ、どーも」
一瞬、驚いた表情をした彼女は
次の瞬間他人になり
冷たい口調で「何か？」と言った
「BTSのチョン・ジョングクです」
A「はい。存じています」
「前にお店やってましたよね？」
A「はい」
「そのお店で買った商品があって。
色違いがほしいなと思ったんですが･･･」
A「すみません。以前の商品はもう作ってなくて」
「そうなんですね」
A「セミオーダーは受けられますけど」
「ぜひ、お願いしたいです」
A「こちらにどうぞ」
作業場を出て、店舗へ案内され
店舗のスタッフにまた驚かれながら
店の奥の個室へ入ると
彼女は明らかに怒っていた
A「なにやってんの？」
「会いに来た」
A「なんでアトリエに行くの？」
「電気ついてたからいると思って」
A「スタッフがいるの知ってるよね」
「別に良くね？」
A「･･････」
「なんで黙る」
A「グクにとってはそんなもんかと思って」
「は？」
A「帰って。連絡するまで連絡しないで」
「何言ってんの？わかんないよ」
彼女はその後は何も言わず
ドアを開くと「完成後、連絡します」と言うと
俺を追い出した。
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さるるん(プロフ) - KARINさん» コメントありがとうございます!!励みになります!!別れたりくっついたりグズグズになってしまって･･･汗。次は爽やかなstoryでと思いますが、これがなかなかですね･･･。アフターストーリーですね。検討します!!また次回作もよろしくお願いします!! (2023年4月11日 20時) (
レス) id: 06617cdfda (このIDを非表示/違反報告)
KARIN(プロフ) - こんばんは！この度は完結おめでとうございます！2度目の別れの際はどうなるのかと思いましたが、最後は二人とも幸せになってくれたので良かったですいつかお時間があるときにアフターストーリなども書いてくださるとうれしいです次の新作も楽しみにしています (2023年4月11日 19時) (レス) @page37 id: a87d96d4f5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さるるん
| 作成日時：2023年1月29日 13時
