story 60 ページ17
メンバーとは別で
自分の運転で事務所に向かった
彼女の作業室に真っ直ぐ向かう
”コンコン”
『はい。どうぞ』
「A」
表情からは何も見えてこない
緊張する
A「二日酔いは？」
「ない」
A「じゃあコーヒーでいい？」
「いらない」
A「なに怒ってんの？」
「･･････怒ってない」
A「･･････なんなの？･･･ｸﾞｽｯ」
彼女が泣き出して
あらためて事の重大さを認識した
「ごめん･･･」
抱きしめたAはまた痩せていて
少しでも力を入れたら壊れそうだった
A「･･････ｳｳｯ･･･ｸﾞｽｯ」
「ごめん」
A「もう･･･行って」
「やだ」
A「別れるのに･･･優しく･･･しないで」
「ごめん･･･別れない･･･」
A「･････････」
「ごめん、俺酔ってて･･･なんも覚えてなくて」
A「･･････」
「ごめん･･･マジごめん･･･」
A「もう･･･馬鹿」
抱きしめていた彼女の腕が
俺の腰に回って
彼女は笑顔で下から俺を見上げていた
「泣いて･･･ない？」
A「うん」
「は？」
A「昨日の夜、テヒョンから連絡あったから」
「なんて？」
A「酔ってるから忘れてねって」
「･･････それなのにあのメッセージ？」
A「懲らしめてやろうと思って」
「ムカつく」
A「ムカつくのはこっちでしょ。
酔ってるとはいえ若い女の子と並んでテレビ電話掛けてきて
この子にするから別れる。ごめんね〜〜って」
「･･････ごめんなさい」
イラッとしたけど
言い返せなかった。
まあ当たり前だけど。
お酒やめようかな。
A「今日は早く終わるんだっけ？」
「うん。打ち合わせだけ」
A「たまには外でご飯はどお？」
「いいの？」
A「個室がある素敵なお店見つけたの」
「行く！」
A「ここで待ってるね」
「うんっ♪」
丁度、打ち合わせの時間になって
別れ際にほっぺにチュッてしてから
部屋を後にした。
TH「撤回できた？」
「知ってるくせに」
TH「反省しなさい」
「はい」
TH「ヌナは大変だな」
「･･････心から反省します」
TH「そうしなさい」
その日の打ち合わせは
俺の約束を知っていたかのように
早く終わった
ダッシュで彼女の作業部屋へ行き
その勢いのまま部屋に入り
彼女を抱きしめた
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さるるん(プロフ) - KARINさん» コメントありがとうございます!!励みになります!!別れたりくっついたりグズグズになってしまって･･･汗。次は爽やかなstoryでと思いますが、これがなかなかですね･･･。アフターストーリーですね。検討します!!また次回作もよろしくお願いします!! (2023年4月11日 20時) (
レス) id: 06617cdfda (このIDを非表示/違反報告)
KARIN(プロフ) - こんばんは！この度は完結おめでとうございます！2度目の別れの際はどうなるのかと思いましたが、最後は二人とも幸せになってくれたので良かったですいつかお時間があるときにアフターストーリなども書いてくださるとうれしいです次の新作も楽しみにしています (2023年4月11日 19時) (レス) @page37 id: a87d96d4f5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さるるん
| 作成日時：2023年1月29日 13時
