その彼女が、俺の彼女です -JK-

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「ヒョン」

MG「ん？」

「彼女、何者？」

MG「うちのデザイナーじゃん」

「そうなの？」

MG「お前はなんで知ってんの？」

「お店に偶然」

MG「ああ･･･なるほどね」










うちのデザイナーだったなんて









知らなかった。










ん？てことは？











「もしかして、この後の会議」

MG「あー、来ると思うよ」

「ふーん」










お近付きになるチャンスじゃね？











とか思っていたら
俺の目線の先にいた彼女の
待ち人がやってきた。











あの･･･俳優さん。











やっぱり付き合ってんのかな。












「付き合ってんのかな」

MG「兄妹」

「は？」

MG「実のお兄さん」

「あーね」










仲のいいご兄妹ですこと。










MG「何笑ってんの？」

「ん？別に」











俺の心が彼女にどんどん
侵略されていく











その感覚が
何故かとても心地よかった











これはもう
恋だと思う











間違いなく。











そうと決まれば
やることは1つ。











MG「ダメだぞー」

「なにが？」

MG「惚れちゃ」

「もう遅いかも」

MG「あの兄ちゃん手強いぞ」

「兄ちゃんと付き合うわけじゃないし」

MG「あの兄ちゃんのせいで
まともに恋愛したことないって」

「それ誰から？」

MG「彼女」

「ってことは恋愛したいんじゃん」

MG「ポジティブだな」

「まーねー」

MG「てか、ダメだって」

「だからなんで？」

MG「めんどくさいから」

「( -ω- `)ﾌｯ」











要は問題を起こすなってことでしょ












問題は起こさない･･･多分。












でもうちのデザイナーなら
問題が起こる可能性は
グンと下がった











もし万が一
写真に撮られても
言い訳が色々できちゃうもんね












(。-`ω´-)ﾝｰ










とりあえず行ける所まで
行くべきだな、これは。











こんな縁はなかなかないしね。

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