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story 40 ページ40

あの日が近付いてきた。











人生初の単独での記者会見











しかも謝罪会見











なんとなく彼女には言いにくくて
まだ言えていない。











言わなくてもいいのかもしれないけど
記事とかから知られるのは
なんか違う気がするんだ。












「もしもし」

A『グク?』

「ごめん。寝てた?」

A『アトリエなの』

「迎え行く。待ってて」

A『いいのに』

「行く。じゃあね」











ちょうどいい
会って話そう












少しだけ重い足取りで
もう行き慣れた
彼女のアトリエへ向かった












いつもの道
いつもの雑居ビル
いつものドアの前で
暗証番号を押そうとしたら
スマホにメッセージが届いた











A “来ちゃダメ”


同時に中から聞こえた声に
思わず持っていたスマホを落とした











お兄さんだ。











“来ちゃダメ”ね・・・。











行くけどね。











逃げるのとか
隠れるのとか嫌だし












“ガチャッ”

「こんばんは」










俺の登場に目を丸くした
お兄さん











兄「お前・・・まだ会ってたのか」

A「オッパ・・・」

「お久しぶりです」

兄「お前に挨拶される覚えは無い」

「A、奥へ行ってて」

A「やだ」

「じゃあいいや、そこにいて」











作業台の横にいた彼女
その彼女から少し離れた場所にいた
お兄さん











俺はゆっくり
お兄さんに近付いて
あと少しのところで
膝をついた












A「グクっっ!!」

「俺はあなたと同じ芸能人です」

兄「だからなんだ」

「下手な真似はしません」

兄「はあ?」

「メンバーもいてペンもいます」

兄「何が言いたい」

「同じくらい、いやそれ以上に大事にします」

兄「・・・・・・」

「運命の人がいるんだと知りました」

兄「・・・・・・」

「それがAです」










思いの丈を一生懸命伝えた










お兄さんにわかってもらおう
と言うより
お兄さんに届くように










必死に頭の中の言葉の引き出しを
あちこち開けては
ピッタリな言葉を探して

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設定タグ:BTS , ジョングク , K-POP   
作品ジャンル:恋愛
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さるるん(プロフ) - もんさん» すみません・・・気を付けます (2023年1月18日 22時) (レス) @page44 id: 06617cdfda (このIDを非表示/違反報告)
もん(プロフ) - 行間空きすぎて読みづらい (2023年1月17日 6時) (レス) @page9 id: 1a788f23e1 (このIDを非表示/違反報告)
さるるん(プロフ) - ナツさん» ありがとうございます!私の勝手な願望を詰め込んでいますが、そう言って頂けて嬉しいです!年末年始も休まず更新頑張ります!!引き続きよろしくお願いしま〜す♪ (2022年12月30日 16時) (レス) id: 06617cdfda (このIDを非表示/違反報告)
ナツ(プロフ) - 積極的で頑張るJKとても応援したくなります!幸せになれますように!続き楽しみにしてますー! (2022年12月30日 12時) (レス) @page22 id: 8d628f2aca (このIDを非表示/違反報告)
さるるん(プロフ) - チェヨンさん» ありがとうございます!!励みになります!!頑張って毎日更新しますねー。 (2022年12月23日 19時) (レス) id: 06617cdfda (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:さるるん | 作成日時:2022年12月15日 6時

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