story 22 ページ22
「いた」
A「早かったね」
「ヌナもね」
いつもなら少しの距離を保つのに
今日は何故か近くにいたかった
窓際の彼女の近くまで行くと
彼女の後ろの作業台に
軽く腰掛けて彼女の動きを待った
なに？と言わんばかりに
振り返った彼女を
そのまま胸に収めると
彼女が「あっ」と言い
次の瞬間、俺は誰かに殴られて
作業台の横に倒れ込んだ
「いってなーー!!･･････って、マジか」
直ぐに立ち上がった俺だったけど
視界に入ったのは
彼女ではなく噂のお兄様
「あ、おはようございます」
兄「BTSか」
「はい」
兄「俺の妹だと知ってんのか」
「はい」
兄「いい度胸だな」
A「オッパ!!」
兄「お前は黙ってろ」
A「私が呼んだの!!」
兄「は？なわけねーだろ」
A「仕事の話で呼んだの!!
衣装デザインしてるの知ってるでしょ!!」
兄「抱きついてたじゃん」
A「ちょっとよろけただけ。
もういいから、帰って」
妹に説得されて
仕方なくアトリエを後にしたお兄さん
にしても･･････マジ痛え
お兄さんを追い出した彼女は
走って部屋に行くと
濡らしたタオルを手に
俺のところに戻って来た
A「大丈夫？･･･ごめんね」
泣きそうになってるし
痛いって言えないじゃん。
「平気」
A「ああ･･･どうしよう･･･もう･･･」
「平気だって」
俺の頬にタオルを当てて
泣きそうな彼女
その手を取ると
抱きしめた
「大丈夫だよ」
A「だって赤くなってるし」
「直ぐ治る」
A「他は？痛くない？」
「平気」
A「ほんと･･･ごめん」
「はいはい」
右手で背中をトントンしながら
胸にしがみついてる彼女の
頭を撫でながら
これ以上何も起こらないことを祈った
あれは強敵だな
彼氏が出来ない理由が
ものすごくよくわかった
今までの彼氏はどうか知らないけど
俺は諦めないもんね。
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さるるん(プロフ) - もんさん» すみません･･･気を付けます (2023年1月18日 22時) (
レス) @page44 id: 06617cdfda (このIDを非表示/違反報告)
もん(プロフ) - 行間空きすぎて読みづらい (2023年1月17日 6時) (レス) @page9 id: 1a788f23e1 (このIDを非表示/違反報告)
さるるん(プロフ) - ナツさん» ありがとうございます！私の勝手な願望を詰め込んでいますが、そう言って頂けて嬉しいです！年末年始も休まず更新頑張ります!!引き続きよろしくお願いしま〜す♪ (2022年12月30日 16時) (レス) id: 06617cdfda (このIDを非表示/違反報告)
ナツ(プロフ) - 積極的で頑張るJKとても応援したくなります！幸せになれますように！続き楽しみにしてますー！ (2022年12月30日 12時) (レス) @page22 id: 8d628f2aca (このIDを非表示/違反報告)
さるるん(プロフ) - チェヨンさん» ありがとうございます!!励みになります!!頑張って毎日更新しますねー。 (2022年12月23日 19時) (レス) id: 06617cdfda (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さるるん
| 作成日時：2022年12月15日 6時
