story 14 ページ14
彼女の指示に従って
奥の部屋とやらに入ってみると
生活スペースが広がっていた。
小さめのキッチンに冷蔵庫
ベッドにソファまで。
ベッドの隣のドアを開くと
お手洗いとシャワールーム。
「ここで暮らせそう」
A「冷蔵庫に飲み物とか入ってるよーー」
部屋の外から聞こえた
彼女の声になんだかときめいた。
まるで一緒に暮らしているかのような
不思議な感覚だった。
とりあえず、シャワーを借りると言って
簡単に汗を流すと
自分の身体から彼女と同じ匂いがして
身体の奥がムズムズと痒い感じがした
部屋の入口のドアを開いて
そのまま体重をドア枠に預けると
腕を組み彼女をしばらく眺める
大きな白い紙を前に広げて
えんぴつを走らせている
時々コーヒーを飲んだり
えんぴつで頭を掻いたり
前屈みになってテーブルにひじをついて
その手に小さな顔を乗せたり
どのくらい見ていたかわからないけど
彼女をみているだけで退屈しない
なんなら楽しさを感じていた
「ねー。腹減った」
A「ラーメンならあるよ」
「この時間にラーメン・・・」
A「コンビニ行ってこようか?」
「一緒に行く」
A「よしっ。じゃあ行こっ」
財布を手になんだか楽しそうな彼女
この人を好きにならない人は
きっといないと思う
無意識に彼女を追いかけて
手を取った
驚いてた彼女だったけど
振り払われなかった。
A「何買う?」
「チョコ」
A「ラーメンはダメでお菓子はいいの?」
「いいの」
A「よくわからない基準ね」
コンビニまで歩いて5分。
誰にも見つからないことを
心から祈った。
店内に人がいて一瞬緊張したけど
無事に買い物を済ませて
また5分の道のり、手を繋いだ。
A「コーヒー淹れるね」
「うん」
小さいキッチンに
小さい彼女
コーヒーのいい匂いが
俺の理性を吹っ飛ばしそうだった。
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さるるん(プロフ) - もんさん» すみません・・・気を付けます (2023年1月18日 22時) (レス) @page44 id: 06617cdfda (このIDを非表示/違反報告)
もん(プロフ) - 行間空きすぎて読みづらい (2023年1月17日 6時) (レス) @page9 id: 1a788f23e1 (このIDを非表示/違反報告)
さるるん(プロフ) - ナツさん» ありがとうございます!私の勝手な願望を詰め込んでいますが、そう言って頂けて嬉しいです!年末年始も休まず更新頑張ります!!引き続きよろしくお願いしま〜す♪ (2022年12月30日 16時) (レス) id: 06617cdfda (このIDを非表示/違反報告)
ナツ(プロフ) - 積極的で頑張るJKとても応援したくなります!幸せになれますように!続き楽しみにしてますー! (2022年12月30日 12時) (レス) @page22 id: 8d628f2aca (このIDを非表示/違反報告)
さるるん(プロフ) - チェヨンさん» ありがとうございます!!励みになります!!頑張って毎日更新しますねー。 (2022年12月23日 19時) (レス) id: 06617cdfda (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:さるるん | 作成日時:2022年12月15日 6時