story 75 ページ31
JW「で？どうなのよ」
「幸せだよ〜」
JW「いいわねぇ〜」
「でも不安は、不安ね」
JW「会長？」
「そうね」
JW「まだ会ってないの？」
「週末に会いに行くんだけど」
JW「問題は手土産ね」
「どう思う？」
いつかは乗り越えないといけない
怖くて、大きくて、高い壁。
社長は大丈夫って言うけど
大丈夫じゃない気がしてならない。
でもどう足掻いても
お金持ちのお家の子にはなれないもんな
JW「Aがいない間に
結婚の噂があったの、知ってる？」
「え？知らない。誰と？」
JW「どこぞのグループのご令嬢」
「記事になったの？」
JW「記事にはなってないかな。
ただ会社に何度か来てて、一緒に食事とか行ってた」
「ふ、ふーん」
JW「わかりやすく動揺したね笑」
「･･･そりゃ、するでしょ」
JW「実家に行ったらいたりして」
「やめてよ」
笑って聞き流したジウンの冗談だったけど
週末、社長の実家に行くと
彼女はいた。
社長と手土産をデパートで購入。
2人で晴れやかな気持ちで
大きな門をくぐったのに
彼女がそこに
当たり前のようにいて
私の覚悟とか緊張とか
そんな複雑な気持ちは
見事に砕けた。
彼女の名前はクォン・サラ
KJグループの末娘
KS「オッパ♪いらっしゃい」
YS「また来てたのか･･･」
私の存在は完全に無視。
サラさんにもお父様にも
私は見えていないようだった。
逃げちゃダメって
何度も、何度も言い聞かせたけど
社長がトイレに立った時に
「私はコレで」と言って立ち上がり
家を後にした。
家を出てから
10分もしないうちに
社長からの電話が鳴り出して
最初は間髪入れずに
鳴りっぱなしだったけど
だんだん鳴らなくなって
3時間もするとスマホの充電は切れた。
行き場がない。
社長の家になんか
住むんじゃなかった･･･。
夕方の人通りの多い街を
ただひたすら
あてもなく歩き続けた。
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さるるん(プロフ) - りんさん» 最後までご覧頂きありがとうございました！イェソンさんのパパ姿･･･見たいような見たくないような･･･ですね笑 (2022年11月2日 20時) (
レス) id: 06617cdfda (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - さるるんさんハッピーエンドありがとうございます。＾＾しかしながらイェソンさんのパパ姿いつか見れるでしょうか＾＾ (2022年11月2日 17時) (レス) @page39 id: ad9fb4057b (このIDを非表示/違反報告)
さるるん(プロフ) - りんさん» ネタバレになるけど･･･ハッピーエンドですよ♪兄さんにはいつも笑顔でいて欲しいので。 (2022年10月29日 14時) (レス) id: 06617cdfda (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - ヒロインちゃんは、また、さよならを選ぶのかな… (2022年10月27日 16時) (レス) @page33 id: ad9fb4057b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さるるん
| 作成日時：2022年7月25日 11時
