story 67 ページ23
「だから･･･ね？オンマ」
母「ソウルじゃなくても働けるし
結婚して家庭を作ることもできるでしょ」
「そうだけど」
父「ソウルは遠い」
「アッパ･･･」
土曜日の午前中、
仕事が休みで両親が揃った早めの昼食
母の手料理を目の前にして
なんとか説得を試みたけど
なかなか首を縦には振ってくれない
喧嘩になってしまいそうなほど
ちょっとムキになりつつある時だった
“ピンポーン”
鳴り響いたインターホンに
母が席を立ち玄関に向かった
数分してパタパタと急ぎめに戻った母
母「ヨボ･･･Aの恋人って」
「え？」
母「キム・ジョンウンって方」
私は急いで玄関へとむかった。
家の狭い玄関に
社長がいた。
グレーのスーツに濃いブルーのシャツ
センス良く合わせられたネクタイと
真面目に見せたかったのか
何故か黒縁の眼鏡を掛けていた
「どうして･･･」
YS「迎えに来た」
「やだもぉ･･･泣きそう･･･」
YS「泣くにはまだ早いぞ」
私のすぐ後に父が玄関に来て
社長はリビングへと導かれた
珍しく緊張の面持ちで
手は拳を握って膝の上に乗ってる
YS「キム・ジョンウンと申します」
父「娘の恋人って？」
YS「はい。お付き合いさせて頂いてます」
父「お仕事は？」
YS「Aさんが働いていた会社の
代表取締役社長です」
母「は？」
YS「すみません。SJグループの跡取りです」
父「だからなんだ」
YS「いえ。すみません。
ホントにすみません」
母「何を謝っていらっしゃるの？」
YS「財閥ですみません。
本当に申し訳ないです。でもわかって下さい!!
僕はAさんを必ず幸せにします!!」
財閥ですみませんと謝ったことで
母はクスッと笑い
父は小さくため息をついた。
ピリッとしていた空気が
変わった瞬間だった。
母「彼がいるから戻りたかったのね」
「･･････ごめんなさい」
母「ジョンウンさん。
これは結婚の挨拶ですか？」
YS「いえ。それはまたあらためます。
今回はお嬢さんのソウル行きの許可を頂きたくて」
父「なるほどね」
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さるるん(プロフ) - りんさん» 最後までご覧頂きありがとうございました！イェソンさんのパパ姿･･･見たいような見たくないような･･･ですね笑 (2022年11月2日 20時) (
レス) id: 06617cdfda (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - さるるんさんハッピーエンドありがとうございます。＾＾しかしながらイェソンさんのパパ姿いつか見れるでしょうか＾＾ (2022年11月2日 17時) (レス) @page39 id: ad9fb4057b (このIDを非表示/違反報告)
さるるん(プロフ) - りんさん» ネタバレになるけど･･･ハッピーエンドですよ♪兄さんにはいつも笑顔でいて欲しいので。 (2022年10月29日 14時) (レス) id: 06617cdfda (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - ヒロインちゃんは、また、さよならを選ぶのかな… (2022年10月27日 16時) (レス) @page33 id: ad9fb4057b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さるるん
| 作成日時：2022年7月25日 11時
