story 47 ページ3
社長には言えないよね。
私のせいで
社長の家族に何かが起こるのは
絶対に良くないから
荷造りしろと言われたけど
何も手につかなくて
一度入った家から出て
街の中をフラフラと歩いた
社長からの電話に出られなくて
電源を切ったままのスマホ
電源を入れたらきっと
すぐに社長と繋がって
社長がなんとかしてくれるのに
それができなかった
幸せな3か月だったと
思うことにしよう
そうやって心を整理して
夜遅くになってやっと家に向かうバスに乗り込んだ
家の近くのバス停から
マンションまで普段なら歩いて10分
”とぼとぼ”という言葉が
しっくりくるスピードで歩いたせいで
今日は15分かかった
？「A!!!!」
「え？」
？「お前･･･マジでもう･･･」
「･･･社長」
待っていた社長に抱きしめられて
涙が溢れた
この人と別れるなんて
こんなに好きなのに
離れないといけないなんて
心の底から嫌だと思う
YS「どこほっつき歩いてんだよ!!」
「その辺を･･･」
YS「こんな時間まで？」
「･･･はい」
YS「なんで連絡しないんだよ!!
親父に会ったんだろ？」
「･･････はい」
YS「釜山なんか行かせない」
「社長」
YS「行かせない」
「･････････ｳｳｯ･･･」
会長の秘書から連絡をもらって
このことを知ったと
社長は教えてくれた
もう行ったんじゃないかと不安だったとも
こんなに愛されてる私は
幸せだと思う
だから釜山に行っても
大丈夫な気がした
「社長」
YS「ん？」
私の部屋のソファ。
いつもの場所に座り
社長はお気に入りのコーヒーを飲んでいた。
「私、行きます。釜山」
YS「は？」
「会いに来てくれますよね？」
YS「･･･何言ってんだよ」
「会いに来てくれないんですか？」
YS「行くけど!! 行かせない!!
絶対ヤダ!! 誰が何と言おうと嫌だッ!!」
「社長」
YS「社長らしくない？結構だね。
俺はお前を手放す気はまったくない」
「でも、社長」
YS「親父のことはほっとけ。
どうせ人事に口を出せる立場じゃねーんだ」
社長の態度と言ってることが
あまりにも強気で
かえって不安になった。
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さるるん(プロフ) - りんさん» 最後までご覧頂きありがとうございました！イェソンさんのパパ姿･･･見たいような見たくないような･･･ですね笑 (2022年11月2日 20時) (
レス) id: 06617cdfda (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - さるるんさんハッピーエンドありがとうございます。＾＾しかしながらイェソンさんのパパ姿いつか見れるでしょうか＾＾ (2022年11月2日 17時) (レス) @page39 id: ad9fb4057b (このIDを非表示/違反報告)
さるるん(プロフ) - りんさん» ネタバレになるけど･･･ハッピーエンドですよ♪兄さんにはいつも笑顔でいて欲しいので。 (2022年10月29日 14時) (レス) id: 06617cdfda (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - ヒロインちゃんは、また、さよならを選ぶのかな… (2022年10月27日 16時) (レス) @page33 id: ad9fb4057b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さるるん
| 作成日時：2022年7月25日 11時
