story 59 -YS- ページ15
出張先でミーティングの後
ホテルに戻る途中で
ドンヘと仲良く手を繋いで
笑っているAを見た
「シウォナ」
SW「はい」
「車、停めて」
2人が見えなくなるまで
ただ車の中から見ていた
別れても気持ちは繋がってると
想いは同じ方向を向いていると
勝手に思ってた
やっぱり手放すべきじゃなかったと
心の底から後悔したけど
もう手遅れだ
2人の姿を見てそう思えた
SW「ヒョン？」
「シウォナ」
SW「ん？」
「Aにはドンヘの隣が似合うな」
SW「そうかな」
「Aが笑ってた」
SW「ヒョン･･･大丈夫？」
「ホテルに戻って。
大丈夫じゃなさそうだ」
まだ夕方なのに
ホテルの部屋に戻ると
スーツを脱ぎ捨てて
ベッドに潜り込んだ
まだ鼻先にはAの
香りの記憶が残る
鼻先だけじゃない
目を閉じれば
俺に微笑むAが鮮明に浮かぶし
Aの声も覚えている
Aの記憶を辿りつつ
眠りについた俺は
空が明るくなりきっていない
明け方に目を覚ました
ソファに座り
大きな窓から明るくなる空を眺めて
のんびりコーヒーを飲みながら
準備をすませた
まさか仲睦まじい2人を
目の前で見ることになるなんて
もうAを見たくない
会いたくない
SW「ヒョン」
「おはよう」
SW「さっきAちゃんがいたよ」
「んー、会った」
SW「真っ青な顔でエレベーターに乗ってたよ」
「ん？ドンヘと出かけたぞ」
SW「人違いかな･･･」
「白いカーディガンに黒いスカートだった」
SW「じゃあやっぱりそうだよ!!
今にも倒れそうだったけど大丈夫かな」
「･････････」
体が勝手に動いていた。
フロントで何号室か聞くと
エレベーターで部屋に向かった。
“ピンポン”
A『はい』
部屋のブザーを鳴らすと
少ししてから
消えそうな声で返事をしながら
ドアを開いたA。
A「･･･社長」
「どうした？体調悪いか？」
A「･･････だ･･･大丈夫･･･です」
「あっ!! おいっ!!」
目の前で崩れるようにして倒れたA
真っ青で、手も冷たくて
抱き抱えるとベッドに寝かせて
フロントに連絡を入れた
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さるるん(プロフ) - りんさん» 最後までご覧頂きありがとうございました！イェソンさんのパパ姿･･･見たいような見たくないような･･･ですね笑 (2022年11月2日 20時) (
レス) id: 06617cdfda (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - さるるんさんハッピーエンドありがとうございます。＾＾しかしながらイェソンさんのパパ姿いつか見れるでしょうか＾＾ (2022年11月2日 17時) (レス) @page39 id: ad9fb4057b (このIDを非表示/違反報告)
さるるん(プロフ) - りんさん» ネタバレになるけど･･･ハッピーエンドですよ♪兄さんにはいつも笑顔でいて欲しいので。 (2022年10月29日 14時) (レス) id: 06617cdfda (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - ヒロインちゃんは、また、さよならを選ぶのかな… (2022年10月27日 16時) (レス) @page33 id: ad9fb4057b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さるるん
| 作成日時：2022年7月25日 11時
