story 57 ページ13
DH「Aちゃんはなんで秘書になったの？」
半日かけて観光を満喫し
夕飯を食べようと入った
ファストフードのお店。
サンドウィッチ片手に
コーラを飲みながら
副社長はそう私に問いかけた
「秘書になりたかったわけでは」
DH「そうなの？」
「入社して配属されたのが
秘書だっただけです」
DH「本当は何したかった？」
「そうですね･･･企画とか」
DH「アイデアマンなの？」
「いえ」
DH「じゃあダメじゃん」
「今は秘書の仕事にやり甲斐感じてます」
DH「俺のとこにずっといるといいよ」
白い歯を見せて
ニッコリ笑う副社長
この笑顔には勝てないなと
いつも感心させられる
「副社長は元々どちらに？」
DH「某大手企業」
「某って･･･(*´艸`*)」
DH「俺はヒョンみたいな御曹司じゃないから
大学出て必死に頑張ったよ」
「凄いですね」
DH「そうかな。
Aちゃんも凄いよ」
「ありがとうございます」
褒められる機会が少ない秘書
だって出来て当たり前だから
副社長はそれを知ってか知らずか
「ありがとう」とか
「偉いね」とよく口にしてくれる
副社長なのに威張らず
みんなを平等に評価できて
尊敬出来る上司だと思う
DH「ホテルに戻るにはまだ早いな」
「お疲れじゃありませんか？」
DH「そう言えば夜景が綺麗な
展望台があるんだ!!」
「せっかくなので案内して下さい」
DH「よしっ!!」
ファストフード店から
車を走らせること20分
少し小高い丘の上にあった展望台
途中で買ったコーヒーを手に
並んで立つとまだ薄暗くて
夜景と言うには早い
でも少し待ってる間に
見事な夜景が眼下に広がった
「きれい･･･」
DH「やばいね」
「･･････」
無意識に涙が零れて
慌てて拭おうとしたら
副社長の手の方が
先に頬に届いていて
ごく自然に唇が重なった。
応えてしまいそうだったけど
社長が私を呼ぶ声が
耳の奥でした気がして
急いで離れた
DH「ごめん」
「あ･･･いえ･･･」
DH「真面目な気持ちだよ」
「副社長」
DH「考えてみて」
声に出して拒否は出来ず
黙って俯く事しか出来なかった
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 182人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「K-POP」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
さるるん(プロフ) - りんさん» 最後までご覧頂きありがとうございました！イェソンさんのパパ姿･･･見たいような見たくないような･･･ですね笑 (2022年11月2日 20時) (
レス) id: 06617cdfda (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - さるるんさんハッピーエンドありがとうございます。＾＾しかしながらイェソンさんのパパ姿いつか見れるでしょうか＾＾ (2022年11月2日 17時) (レス) @page39 id: ad9fb4057b (このIDを非表示/違反報告)
さるるん(プロフ) - りんさん» ネタバレになるけど･･･ハッピーエンドですよ♪兄さんにはいつも笑顔でいて欲しいので。 (2022年10月29日 14時) (レス) id: 06617cdfda (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - ヒロインちゃんは、また、さよならを選ぶのかな… (2022年10月27日 16時) (レス) @page33 id: ad9fb4057b (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：さるるん
| 作成日時：2022年7月25日 11時
