story 6 ページ6
思いがけず2日連続で社長の秘書代行。
服装にもっと気を遣えばよかったと思った。
ドキドキしながら
PCを手にエレベーターに乗り込み
社長室のドアを開く
「まだ来てないのか」
と、ホッとしたら
YS「おはよう」
と、後ろからの社長の声に驚いて
変な声が出てしまった。
YS「ごめん。大丈夫？」
「あ、はい。大丈夫です。すみません」
YS「驚かす気はなくて」
「ほんと、大丈夫です」
YS「今日も臨時？」
「あ、申し訳ございません
パク秘書に連絡がつかないようなんですが、
なにかご存知ありませんか？」
YS「いや、別に。ほとんど会話しないし」
「そうなんですね･･･。
しばらくは私がお供させて頂きますので、
よろしくお願いいたします」
YS「うん。よろしく」
手をヒラヒラさせながら
部屋へと社長が入るのを確認して
私は急ぎでスケジュールの確認
社長の報告用にプリントアウトすると
ボードに挟んでコーヒーと共にお持ちした。
「コーヒーと本日のスケジュールです」
YS「あ、ごめん。午後はキャンセルしてもらえる？」
「かしこまりました」
YS「理由は聞かないの？」
「え？」
YS「急なデートなんだ」
「そ･･･そうなんですね」
YS「母とね」
デートと聞いて
凄い勢いでどん底までテンションが下がり
お母様とと聞いて
私の感情は崩れたようで
思わず涙を流してしまった。
YS「え？え？ごめん、ってなんで泣く？」
「すみません。何でもないです」
YS「ごめん。マジごめん」
「いえ、大丈夫です。すみません」
社長が謝れば謝るほど
涙がどんどん溢れて
私自身も困っていたら
傍にやって来た社長になぜか抱きしめられた。
YS「ごめん」
「大丈夫です」
YS「涙、止まった？」
「はい」
YS「どれどれ･･･」
間近で覗き込まれた私は
思わず社長の綺麗な瞳を見つめてしまい
恐らく顔は真っ赤になったと思う
YS「･･･よし。止まったね」
「はい。すみません」
YS「俺の前で泣くな」
「はい」
YS「止まらんくなる」
「え？」
YS「もういいよ。行って」
「あ、はい」
”止まらなくなる”？
って言った？気のせいかな…。
なにが止まらなくなるんだろ、
怒りかな…。
追求しないでおこうかな。
傷つくの嫌だし。
にしても…泣くかな普通…。
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さるるん(プロフ) - ayaさん» コメントありがとうございます!!イェソンさんは社長って感じがしたんですが、社長のイェソンさんを素敵だと言っていただけて嬉しいです♪♪更新がんばりますねーっ。 (2022年5月30日 0時) (
レス) id: 06617cdfda (このIDを非表示/違反報告)
aya(プロフ) - 社長のいぇそんさん素敵ですぎますー☺️そしていつもいいタイミングで邪魔に入ってカットする！！😁もっと素直になって歩み寄りが楽しみです！ (2022年5月29日 11時) (レス) @page7 id: ff23500b61 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さるるん
| 作成日時：2022年5月21日 20時
