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YS「送ろうか？」
「はい？」
YS「家に送るよ」
「そんなっ!!大丈夫です!!」
YS「ドライブしたい気分だから」
「まだ仕事がありますので」
YS「そっか、残念」
「お気遣いありがとうございます」
YS「うん。じゃあ、またね」
「はい。お気をつけて」
社長が部屋を出た瞬間から
後悔の念が押し寄せた。
送って貰えば良かった。
後悔の念と共に
秘書室に戻ると
いつものデスクに座り
今日一日の報告書やら
パク秘書への伝達事項をまとめ
気がつくと時計は21時を回っていた。
「帰ろ」
そう呟いて
オフィスを後に
家路に着く。
代わり映えしない毎日だったけど
久しぶりに社長につけて
幸せな一日だった。
私が社長を好きになったのは、
きっと不思議な人だからだと思う。
私のミスに怒りもせず
淡々とフォローしてくれたり、
美味しいコーヒーやケーキを見つけると
真っ先に教えてくれたり
取引先との食事で出かけると
お土産を持って帰って来たり
優しいだけの人なのかと思っていたら
ある日は機嫌が悪くて
1日中口を聞いてくれない日もあった。
性格も、考えも読めなくて
秘書として最初は苦労したけど、
先読みせず臨機応変にできるだけ早く対応すればいいと
そう思うようになってからは
社長の不思議な言動を楽しんでいる自分がいた
その頃からだったと思う
社長の言動に一喜一憂している自分がいて
毎日会ってるのに
週末にも会いたいと思うようになって
異動が決まった時は
かなりの勢いで泣いた
上司を異性として意識するなんて
秘書として失格なのかな…。
業務に影響してなければ
問題ないよね。
家に帰り着くと
シャワーを浴びて
ビールを1缶飲み干し
明日に備えてベッドに横になった。
明日の朝は、
社長にもらったケーキ食べて
気持ちを切り替えて出社しよう！
その日、夢の中でも
社長に会えて
また幸せな時間を過ごした。
「おはようございます」
翌朝、出社すると
なぜかザワついている秘書室。
「何かあったんですか？」
SW「パク秘書に連絡が付かないんだ。
Aちゃんお願いできる？」
「はい。大丈夫です」
SW「じゃあ数日、よろしく頼むよ」
「はい」
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さるるん(プロフ) - ayaさん» コメントありがとうございます!!イェソンさんは社長って感じがしたんですが、社長のイェソンさんを素敵だと言っていただけて嬉しいです♪♪更新がんばりますねーっ。 (2022年5月30日 0時) (
レス) id: 06617cdfda (このIDを非表示/違反報告)
aya(プロフ) - 社長のいぇそんさん素敵ですぎますー☺️そしていつもいいタイミングで邪魔に入ってカットする！！😁もっと素直になって歩み寄りが楽しみです！ (2022年5月29日 11時) (レス) @page7 id: ff23500b61 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さるるん
| 作成日時：2022年5月21日 20時
