story 37 ページ40
社長室まで勢いで走って来たけど
ドアの前で急停止
もし、もし、万が一
そうゆうことだったら？
･･････いや、大丈夫よ。
社長に限ってそんなことはない。
ドアノブに手を掛け
引っ張って開けると
部屋の中ではなく外にいた社長と
目が合った。
社長も驚いていて、
思わず無言で見つめ合う。
そして目に入ったのは
社長の唇の赤いグロスと
さっきまでしていたネクタイがないこと
「お、お疲れ様です」
YS「･･････」
「あ、用事を忘れていたので
ちょっと出て参ります」
YS「･････あっ!! おいっっ!!」
「はなしてください！」
YS「やだ。こっち見て」
顔が見られなくて
他所を向いていたのに
両頬に手を当てられて
強引に社長の方へ向かされた
YS「A、見て？ん？」
ゆっくり目を開けると
目の前に社長の顔
「え？血？」
YS「なんだと思ったんだよ」
「･･･グロスかと･･･」
YS「あのなぁ･･･」
「ユジョンさんが･･･」
YS「あの女は狂暴だから嫌い」
「殴られたんですか？」
YS「なわけ。
投げた鞄がが当たったんだ」
頭を2回ポンポンとされて
不安も怒りもどこかへ消え去った。
社長に手を引かれて
社長室へ
社長にどこに行ってたんだと聞かれ
ウロウロしてたと答えると
勝手にいなくなるなと
デコピンされた。
社長室が静けさを取り戻して
1時間後、会議の時間になって
社長に声を掛けた
「社長、会議のお時間です」
YS「疲れたのに･･･」
「いってらっしゃいませ」
YS「鬼」
「美味しいコーヒー淹れておきます」
YS「いってきます」
社長が部屋を出て
社長の部屋をぐるっと1周
ユジョンさんのピアスを片方
社長の椅子の下で見つけた
気にしないようにしたいけど
2人っきりの時間が
確かに存在していて
一度晴れたモヤモヤが
また私の心に充満していた。
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さるるん(プロフ) - ayaさん» コメントありがとうございます!!イェソンさんは社長って感じがしたんですが、社長のイェソンさんを素敵だと言っていただけて嬉しいです♪♪更新がんばりますねーっ。 (2022年5月30日 0時) (
レス) id: 06617cdfda (このIDを非表示/違反報告)
aya(プロフ) - 社長のいぇそんさん素敵ですぎますー☺️そしていつもいいタイミングで邪魔に入ってカットする！！😁もっと素直になって歩み寄りが楽しみです！ (2022年5月29日 11時) (レス) @page7 id: ff23500b61 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さるるん
| 作成日時：2022年5月21日 20時
