story 36 ページ39
私はチェ室長の目を盗んで
秘書室を後にした
さてと、どうしよっかな
？「なにやってんの？」
「副社長」
イ・ドンヘ副社長。
「会議ですか？」
DH「いや、野暮用」
「お忙しそうですね」
DH「まーね。
休憩しに屋上行くんだけど
一緒にどお？」
「あー、はい」
行くあてもないし。
社長も他の女の人と一緒だし。
天気のいい屋上は
風が吹き抜けて
嫌なことを一瞬だけ
忘れさせてくれた。
DH「ヒョンは？」
「社長は来客中です」
DH「あー、ユジョンちゃんね。
さっきエントランスで見かけた」
「そうなんですね」
DH「他の女と2人きりにしていーの？」
「席を外すように言われたので」
DH「ヒョンから？」
「いえ。ユジョンさんです」
DH「あーね」
副社長は空を見上げて
気持ちよさそうに目を閉じた。
目を閉じたまま
風の音でかき消されそうなほど
小さな声で
「ヒョンは居て欲しかったんじゃないかな」と
呟いた
そんなのわかってる
彼女としては
傍に居たかった
でも会社では秘書だから
お客様にそう言われたら
私は従うしかない
DH「そんなんで付き合ってける？」
「･･････どうですかね」
DH「早いとこ別れちゃえ」
「そんな･･･」
DH「冗談」
「副社長は社長とは長いんですか？」
DH「んー、まぁね」
「社長はどんな人ですか」
DH「(￣- ￣ ) ﾝｰ、何考えてっかわかんねー」
「仲良さそうなのに」
DH「あの人は多くを語らないから」
「そうですね。確かに」
？「あ、いたいた」
副社長と話しているところに
明るい声色で登場したのは
ユジョンさんだった
YJ「もう、戻っていいわよ」
「あ、はい」
YJ「あ、でもショック受けるかも。
･･･ごめんね」
「どういう･･･」
YJ「あ、ピアスを片方落としたから
探してとっといて」
「･･･はい」
なんなのよ･･･。
どういうこと？
ショックを受ける？
ピアスを片方落とした？
まるでやらしいことでも
したみたいに･･････。
「副社長、すみません」
DH「んー」
「お先に失礼します」
DH「はいはーい」
いても立ってもいられなくて
私は屋上を後に社長室まで走った
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さるるん(プロフ) - ayaさん» コメントありがとうございます!!イェソンさんは社長って感じがしたんですが、社長のイェソンさんを素敵だと言っていただけて嬉しいです♪♪更新がんばりますねーっ。 (2022年5月30日 0時) (
レス) id: 06617cdfda (このIDを非表示/違反報告)
aya(プロフ) - 社長のいぇそんさん素敵ですぎますー☺️そしていつもいいタイミングで邪魔に入ってカットする！！😁もっと素直になって歩み寄りが楽しみです！ (2022年5月29日 11時) (レス) @page7 id: ff23500b61 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さるるん
| 作成日時：2022年5月21日 20時
