story 32 ページ35
YS「ごめん。泣くな」
「すみません･･･」
社長の甘い香りが近づいて
次の瞬間、社長に優しく抱きしめられた。
頭をなでなでしてくれてて
止めようとしても涙が止まらない
YS「A〜、泣くなって〜」
「すみません･･･んんっ･･･」
YS「行かなきゃなのに、行けないじゃんか〜」
そうだった!!と頭が急に切り替わって
あろうことか社長を押し剥がしてしまった
「あっ!! すみませんっ」
YS「大丈夫。お前は大丈夫？」
「大丈夫です!! お忙しいのにすみません」
YS「後でまた来るから」
「そんな大丈夫です」
YS「俺が顔見たいだけだから拒否するな」
社長はそう言いながら
秘書室を後に社長室へ戻って行った
社長の気持ちが嬉しくて
社長のことが大好き過ぎて
仕事が手に付かない
前にも確かこんなことがあったな
入社して1年で社長の秘書から
他の方の秘書に異動になって
この秘書室で呆然としていたら
たまたま室長に用事があった社長が来て
「俺の希望じゃないからね」と
頭をポンポンってしてくれた
既に社長に惹かれていた私は
社長への気持ちを確信した。
それがまさかこんな日が来るなんて
お付き合いするとは言ったものの
ふわふわしてて実感はまだない
社長の顔を見るたびにドキドキするし、
触れられるとさらにドキドキする
早死にしそうだわ･･･。
社長が部屋を出てから10分程して
ようやくPCに向かい、手を動かしだした。
トラブル系の処理はなんとか完了
時計を確認すると
すでに22時を回っていた
社長、また来るって言ってたのに来ないな
帰るために身支度を整えて
一応社長室に寄ってみると
チェ室長がまだいらっしゃって
社長室の中には理事が数人
まだ会議中のようだった
「お疲れ様です」
SW「おー、お疲れさん。
今日はありがとね。助かったよ」
「いえ。社長はまだ会議中ですか？」
SW「そうなんだよね。
Aちゃん帰っていいよ」
「あ、はい」
室長に伝言を残そうとも思ったけど
結局何も伝えられず私は会社を後にした。
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さるるん(プロフ) - ayaさん» コメントありがとうございます!!イェソンさんは社長って感じがしたんですが、社長のイェソンさんを素敵だと言っていただけて嬉しいです♪♪更新がんばりますねーっ。 (2022年5月30日 0時) (
レス) id: 06617cdfda (このIDを非表示/違反報告)
aya(プロフ) - 社長のいぇそんさん素敵ですぎますー☺️そしていつもいいタイミングで邪魔に入ってカットする！！😁もっと素直になって歩み寄りが楽しみです！ (2022年5月29日 11時) (レス) @page7 id: ff23500b61 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さるるん
| 作成日時：2022年5月21日 20時
