story 28 ページ31
「送ってく」と言って差し出された
社長の手には
ピンクゴールドの細いリング
「え？」
YS「サイズ、合うかな」
「あの・・・」
YS「2年前だったかな。
ニューヨークに出張した時に買ったんだ」
「2年前？」
YS「お前に似合いそうだと思って。
いつか渡そうと思って」
「社長・・・」
YS「嵌めてみな」
細いのに綺麗な加工が施された
高そうなリング
私のために作られたように
ぴったりだった。
YS「よかった」
「ありがとうございます」
YS「大好きだよ、A」
「嬉しいです/////」
YS「泊まるか？」
「え？いや、帰りますっ！！」
YS「まぁだろうな」
くすくすと笑った社長は
私の手を取ると
可愛い2匹に声を掛けて
助手席まで連れてってくれた
YS「1こ、確認」
「はい」
YS「社内に俺の前に付き合ってた人、いる？」
「いないです!! いないです!!」
YS「もしかして」
「入社してからずっと･･･ですので」
YS「俺ら、バカじゃん」
「そうですね(*´艸`)」
仰る通りだと思います。
勇気を出して
早く告白していればと思う一方
今で良かったと思ったりもする。
理由はないけど
なんとなく。
私が好きになった頃
社長はまだ部長で
忙しく走り回ってて
それどころじゃなかったはず。
私も入社したばかりで
仕事に振り回されてる時期だったから。
YS「A？」
「はい」
YS「大事にする」
「･･･はい」
YS「照れんなよ」
「･･･すみません」
YS「謝んな」
「･･･すみません」
YS「ったく、いつになったら
秘書から抜け出すんだろうな」
「･･････/////」
YS「さてと、行くか」
「はい」
社長はずっと社長よね。
付き合ったからと言って
立場は変わらない
ずっと素敵な上司
愛してやまない
大好きな社長だもの。
家までの道のり
ずっと手を繋いでてくれた社長
明日の朝も迎えに来る
そう言って帰って行った
家に帰ると
頭の中では
社長の家とか
可愛いワンコ達とか
あの･･･キスが
ぐるぐる、ぐるぐる
回ってて、なかなか寝付けなかった。
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さるるん(プロフ) - ayaさん» コメントありがとうございます!!イェソンさんは社長って感じがしたんですが、社長のイェソンさんを素敵だと言っていただけて嬉しいです♪♪更新がんばりますねーっ。 (2022年5月30日 0時) (
レス) id: 06617cdfda (このIDを非表示/違反報告)
aya(プロフ) - 社長のいぇそんさん素敵ですぎますー☺️そしていつもいいタイミングで邪魔に入ってカットする！！😁もっと素直になって歩み寄りが楽しみです！ (2022年5月29日 11時) (レス) @page7 id: ff23500b61 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さるるん
| 作成日時：2022年5月21日 20時
