story 39 ページ39
「ごめんなさい」
JR「彼女いるんですか？」
「あ、いや･･･」
？「オッパ」
「ん？」
JR「A？」
A「ジュリ、だめ。この人私の」
JR「そうなの？知らなかった」
A「誰にも言ってないから」
JR「仕方ない。キュヒョンさん、また」
「あー、はい」
突如として現れた
Aに助けられたけど
彼女だと思われた･･･よな。
俺は一向に構わないけど･･･。
「ありがと」
A「迷惑･･･だった？」
「俺はいいけど･･･Aが」
A「オッパ」
「ん？」
A「一度も連絡してくれなかったね」
「しないじゃなくて、
できなかったんだよ」
A「あんな風に辞めたけど
もしかしたら･･･って思ってた」
「･･････会いたかったよ。すごく」
会いたかったと声に出して
Aに伝えると
思わず泣きそうになった。
俺は何をやっていたんだろう。
断られてもいい
罵倒されてもいいから
連絡して、会いに行けばよかった。
受け入れてもらおうとは
思ってないけど
気持ちを伝えただけで
胸につかえていた物が
綺麗に無くなった気がした。
1、2m離れていた
Aの傍まで行くと
左手でAの右手を取り
右手はAの頬に触れた。
付き合っていた頃の
トキメキとか記憶が
鮮明に俺の中に蘇っていく。
MH「ヒョン？」
「あっ!! あ、ごめん」
A「私、行くね」
「う、うん」
MH「何してたの？」
「さぁな」
MH「でも、いい雰囲気だったね」
「そう見えたなら嬉しいよ」
その日は
Aの頬に触れた右手の手のひらを
何度も、何度も眺めた。
自分の気持ちを再確認するかのように。
遅くまでミーティングをこなして
席に戻ると、Aの荷物はなくなっていて
もう一度、今日のうちに会いたかったのに
会えずに帰路に着いた。
「もしもし、ミノ？」
MH『ヒョン、なんすか？』
「呑みに行かね？」
MH『今日、彼女っす』
「お前、彼女いたの？」
MH『え？知らなかったんすか？』
「まぁいいや。じゃあまた今度」
MH『お疲れっす』
帰りたくないな･･･。
こんな日は
あの人だな。
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さるるん(プロフ) - まゆまゆさん» いつもありがとうございます!!そろそろイェウォニカップルの話を書こうと思ってます。今構想中でして･･･。近いうちに公開出来ると思いますのでよろしくお願いしますね。 (2021年8月1日 23時) (
レス) id: 06617cdfda (このIDを非表示/違反報告)
まゆまゆ(プロフ) - お疲れさまでした。キュヒョンと同じようにヒロインちゃんもずっと悩んでたんですね。これからはお姉さんの分まで二人に幸せになって欲しいです。さるるんさんの作品に兄さんとウォニヌナが出てくるたび嬉しいです。この夫婦のファンです。これからも楽しみにしてます。 (2021年8月1日 10時) (レス) id: ddaab80a3d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さるるん
| 作成日時：2021年2月26日 1時
