story 25 ページ25
A「お知り合いなんですか？」
「うん。大学の先輩」
A「会社の近くの焼き肉屋さん、
そこの店長さんもお知り合いでしたよね」
「あー、ドンヒヒョンね」
A「お知り合いが多くて羨ましい」
「そお？･･･て、ん？」
A「え？」
「いや、なんでもない」
平静を装って
注文したものの
違和感を感じていた。
ドンヒヒョンの話は
したことないはず。
もちろん店に
連れて行ってもない。
ミンホが話したのかな･･･。
運ばれてきた料理を
シェアしながら食べ終えると
食後のコーヒーを飲みながら
週末の予定を相談。
「映画はどお？」
A「いいですね」
「ちょっと待ってね」
スマホで今上映中の映画を検索
隣の席に移動して
何を観ようか話して
予約も済ませた。
気が付くと
Aが凄く近くにいて
また理性が飛びそうになる。
A「昨日」
「ん？なに？」
A「昨日、仮病でしょ？」
「なんで？」
A「誰かが言ってました」
「そっか」
昨日の話は
したくなかった。
「仕事、どお？慣れた？」
A「はい」
「良かった」
お店を出るまでの時間
会社での出来事や
俺の楽しい先輩達の話をした。
Aちゃんを
マンションまで送り届けて
俺は車を降りることなく
自分の部屋に帰って来た。
まだ昨日の俺を
少しだけ引きずってて
簡単にシャワーをして
ベッドに横になった。
数日経てば
元に戻る。
いつもの俺に戻る。
まだ心から笑えない
上辺だけの俺がいる。
それほど
彼女の死は
俺の中に影を落としていた。
「･･････ごめんな」
こんな言葉しか思い付かない
でもこの言葉以上に
彼女に向けられる言葉が
ずっと思い付かないでいる。
さ、寝よう。
せめて夢の中で
彼女に会えたら
心からのごめんねを
伝えよう。
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さるるん(プロフ) - まゆまゆさん» いつもありがとうございます!!そろそろイェウォニカップルの話を書こうと思ってます。今構想中でして･･･。近いうちに公開出来ると思いますのでよろしくお願いしますね。 (2021年8月1日 23時) (
レス) id: 06617cdfda (このIDを非表示/違反報告)
まゆまゆ(プロフ) - お疲れさまでした。キュヒョンと同じようにヒロインちゃんもずっと悩んでたんですね。これからはお姉さんの分まで二人に幸せになって欲しいです。さるるんさんの作品に兄さんとウォニヌナが出てくるたび嬉しいです。この夫婦のファンです。これからも楽しみにしてます。 (2021年8月1日 10時) (レス) id: ddaab80a3d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さるるん
| 作成日時：2021年2月26日 1時
