story 24 ページ24
休んだ翌朝
早めにオフィスに着くと
デスクにコーヒーが
置いてあって
Aだなとすぐにわかった。
さっき後ろ姿を見たから。
“ありがと”
メッセージを送ると
返ってきたメッセージに
あぁミンホが嘘をついたんだなと
推測した。
A“体調は大丈夫ですか？”
“もう平気だよ”
A“良かった”
“今晩、飯でも行こうか？”
A“はい”
さてと･･･そう呟くと
頭を切り替えて
溜まった仕事と向き合った。
定時。
まだ終えていない
デスクの上の書類の山に
ため息をついて
帰り支度をして
スマホを手にオフィスを出ながら
Aにメッセージを送った。
“車で待ってるね”
A “はい。すぐ行きます”
彼女のことは
一生忘れることは無いけど
俺は生きていかないといけない。
生きていくには
1人じゃ寂しすぎる。
“コンコン”
助手席の窓をノックして
Aがドアを開いた。
「おつかれ」
A「お疲れ様です」
「なに食べたい？」
A「体調はもういいんですか？」
「あー、うん」
イタリアンが食べたいと
Aが言って
知り合いの店に
車を走らせた。
途中、ここ数日の
Aの近況報告を聞きながら
「シウォニヒョン、こんばんは」
SW「いらっしゃい」
「席空いてる？」
SW「空いてるよ、どうぞ」
「サンキュ」
ここの店にも
彼女とよく来たっけ
そんなことを
頭の片隅で思ってしまって
小さな罪悪感で
Aちゃんの手を取って
席まで誘導した。
シウォニヒョンも
大学の時の先輩。
彼女と喧嘩したりすると
よく相談にのってもらう人。
SW「キュヒョナ」
「注文？待ってね」
SW「こちらの方は？」
「あー、彼女だよ。A」
SW「こんばんは」
A「あ、こんばんは」
SW「可愛らしい人だね」
「口説かないでくださいよ」
SW「どうしようかな」
「もう、行ってください」
わかりやすい冗談に
頬をピンクにしたAが
なんだか可愛くて
1人クスッと笑った。
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さるるん(プロフ) - まゆまゆさん» いつもありがとうございます!!そろそろイェウォニカップルの話を書こうと思ってます。今構想中でして･･･。近いうちに公開出来ると思いますのでよろしくお願いしますね。 (2021年8月1日 23時) (
レス) id: 06617cdfda (このIDを非表示/違反報告)
まゆまゆ(プロフ) - お疲れさまでした。キュヒョンと同じようにヒロインちゃんもずっと悩んでたんですね。これからはお姉さんの分まで二人に幸せになって欲しいです。さるるんさんの作品に兄さんとウォニヌナが出てくるたび嬉しいです。この夫婦のファンです。これからも楽しみにしてます。 (2021年8月1日 10時) (レス) id: ddaab80a3d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さるるん
| 作成日時：2021年2月26日 1時
