story 19 ページ19
納骨堂までは30分。
納骨堂の駐車場で
待つこと1時間。
まさか俺が待っているとは
Aちゃんは
思わなかったようで
納骨堂から出てくると
しばらく突っ立っていた。
車を降りて
Aちゃんの前に立つと
とりあえず微笑んでみた。
「帰らないの？」
A「か、帰ります」
「飯でも食う？」
A「え？」
「ちょっと早いか」
A「そうですね」
「じゃあ･･･デートでもする？」
A「･･････チーム長」
「確か近くに美術館あったよね」
若干、先走っている
そんな気がしながらも
多少の強引さは
カッコ良く見えたりするかなと
勝手にそう思い込んだ。
1時間ぶりに
助手席にAちゃん。
A「･･･チーム長」
「なに？」
A「仕事は･･･」
「まぁなんとかなるよ」
A「･･････」
「明日、手伝ってくれたらね」
A「え」
「Aちゃんが手伝ってくれたら
なんとかなりそうなんだよね」
A「(*´ 艸｀)ﾌﾌｯ」
「本気だぞ」
A「頑張ります」
「そうして♪♪」
20分程車を走らせると
前にイェソンヒョンに連れてきてもらった
美術館に到着した。
さほど絵には興味はないけど
なんとなく静かな所で
並んで歩きたかった。
聞いたことない若い画家の
個展が開かれていた美術館。
2人分の料金を支払って
中に入ると不思議な空間が
目の前に広がっていた。
A「うぁ･･････」
「すげーな」
息を呑む程の
その光景に
言葉を失い
ただ2人で並んで
その場所に留まっていた。
A「･･････チーム長」
「んー？」
A「私、忘れません」
「何を？」
A「チーム長と見たこと」
「･･････そっか」
2人で見たこの光景を
忘れないと言ったのに
俺にはそれが
愛の告白に聞こえた気がした。
俺の事、大好きですって
言ってるように思えた。
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さるるん(プロフ) - まゆまゆさん» いつもありがとうございます!!そろそろイェウォニカップルの話を書こうと思ってます。今構想中でして･･･。近いうちに公開出来ると思いますのでよろしくお願いしますね。 (2021年8月1日 23時) (
レス) id: 06617cdfda (このIDを非表示/違反報告)
まゆまゆ(プロフ) - お疲れさまでした。キュヒョンと同じようにヒロインちゃんもずっと悩んでたんですね。これからはお姉さんの分まで二人に幸せになって欲しいです。さるるんさんの作品に兄さんとウォニヌナが出てくるたび嬉しいです。この夫婦のファンです。これからも楽しみにしてます。 (2021年8月1日 10時) (レス) id: ddaab80a3d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さるるん
| 作成日時：2021年2月26日 1時
