story 12 ページ12
イェソンヒョンから聞いた
Aちゃんの経歴は
“掃除のお姉さん”
PCの画面に映る
Aちゃんの履歴書を
ただ、ただ、眺めている俺。
困ったな･･･。
知ってしまったしな･･･。
人事課は何やってんだよ、もぅ･･･。
入社時の面接は
かなりの好感触で
5段階評価の4以上が
全ての項目で付いていて
適性検査という名の
一般常識のテストは
かなりの高得点だった。
これが掃除のお姉さんね･･･。
何か他にある気がするな･･･。
んーーーーーーーーー。
困ったぞ。
困った。
会社にバラすのは簡単だけど
そんなことはしたくない。
でも、じゃあ
どうするべきだ？
このままほっとく？
いやいや･･･。
にしても･･･掃除のお姉さん、
なんであんなに仕事が出来るのかな。
一緒に残業した時
プログラミングも多少
かじってる感じだったしな。
勉強したのかな･･･。
いや、あれは実務経験がある
そんな雰囲気だった。
ぐるぐる、ぐるぐると
色々考えた結果。
俺は翌日出勤すると
チームのチャットルームに
“Aさん、出勤したら部屋へ”
と、メッセージを送った。
直接話した方が早い。
どこまで正直に
話してくれるかわかんないけど
聞けるだけ聞いて
それから判断しても
遅くはない。
“コンコン”
「どーぞ」
A「失礼します」
「あー、座って」
A「はい」
俯き気味で
俺とは目を合わさず
部屋に入ったAちゃんは
入口入ってすぐに置いてある
ソファセットの俺から見て
右側の椅子に腰を落とした。
俺が後から向かい側に座ると
Aちゃんは白い封筒を
俺の前に差し出した。
「辞表かな？」
A「･･････そ、そうです」
「そっか」
A「ご迷惑をお掛けしました」
「迷惑ね･･･」
そんな気はしたけど
これを受理していいものか･･･。
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さるるん(プロフ) - まゆまゆさん» いつもありがとうございます!!そろそろイェウォニカップルの話を書こうと思ってます。今構想中でして･･･。近いうちに公開出来ると思いますのでよろしくお願いしますね。 (2021年8月1日 23時) (
レス) id: 06617cdfda (このIDを非表示/違反報告)
まゆまゆ(プロフ) - お疲れさまでした。キュヒョンと同じようにヒロインちゃんもずっと悩んでたんですね。これからはお姉さんの分まで二人に幸せになって欲しいです。さるるんさんの作品に兄さんとウォニヌナが出てくるたび嬉しいです。この夫婦のファンです。これからも楽しみにしてます。 (2021年8月1日 10時) (レス) id: ddaab80a3d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さるるん
| 作成日時：2021年2月26日 1時
