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「ヒョーーーーン!!お願いします!!」
SG「やだ」
「そこをなんとか!!」
SG「やだ」
「ケチ」
最後の砦のシュガヒョンに
付き添いを断られて
俺はAに会いに行けなくなった。
仕方なく電話すると
何度も何度も
「大丈夫」と言うAに
やっぱり会いたかった。
自由に会いにも行けないなんて
アイドルなんて・・・。
芸能人なんて・・・。
そう思うこともあるけど
辞める気にはならないんだな。
歌ってる時とか
踊ってる時とか
曲作ってる時とか
すんげぇ幸せなんだもん。
練習キツかったり
身体がボロボロになったりするけど
それでも俺は間違ってないと
胸を張って言える。
Aは
そんな俺を
自慢の彼氏だと言ってくれる。
なかなか会えなくても
電話すら難しい時もあるのに
いつも大丈夫って言って
待っててくれるんだ。
そんなAの気持ちに
応えたいのに・・・。
ヒョン達のケチ・・・(ーεー*)
会いたいのに
会えない日が続いて2週間。
やっとAの
引越し先が決まった。
「良かったね」
A『うん。ありがと』
「住所送ってね」
A『え?あ・・・うん』
「なに?嫌なの?」
A『ジョングク』
「ん?」
A『明日、時間ある?』
「明日?んー、多分」
A『会えないかな』
「珍しいね、Aが会いたいなんて」
A『だめ?』
「時間作る!! 連絡するね」
A『待ってる』
2週間ぶりのAだ。
しかもAから
会いたいなんて
いつ以来かな。
普通に嬉しかった♪
翌日、午前中は雑誌の取材
午後は夕方から
テレビ番組の収録。
空いている時間は
真っ昼間の3時間だけだった。
非協力的なヒョン達の
目をすり抜けて
ホテルに向かった俺は
途中で小さなブーケを買って
Aの元へと急いだ。
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作者名:さるるん | 作成日時:2021年2月24日 23時